★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

マディソン郡の橋

          f:id:chibigori:20200202124135j:plain

 

続けて重い映画は避けたいと選んだ作品ではありますが、これも違った意味での重さを感じる。一般的には不倫という扱いになるものの、それまで知り得なかった本物の愛を見出す2人。要するにこれも、ある愛の詩で同時に華麗なる週末でもあります。年齢を重ねるほどに味わいが増すイーストウッドメリル・ストリープが二時間越えの画面を独占。何の変哲もないひと時であっても、どちらもベテランですから飽きさせることも無く見せてくれます。特にメリルは平凡な主婦から恋する女性への変化が絶妙で、溢れ出す汗や色気がこちらまで伝わって来るかのようです。惜しまれるのはやはり声優で、出来れば山田康雄で見たかったのが本音。とは言え、否定しているのではなくソフト版も違和感は少なく、知らぬ間にフィットしてる感じ。片田舎と称される場所もまた良かった。今食べてるチョコシューの甘さに劇中で出たレモンを加えたかの恋話です。

 

●ちょっとひとこと●
再びLED化の話で恐縮です。調光器対応で電球色。その上で明るいLEDとなると自ずと種類が絞られてくる。何より一番のネックは我が家のダウンライトは斜めに付いてるってこと。光の拡散具合を考えると通常のLEDでは分が悪く、決断を迷わせる一員となっていたのですが、可変式ソケットなるものを見つけ、頭にGOサインが点灯しました。

感染列島

          f:id:chibigori:20200201154827j:plain

 

こんな事態は有り得ない。それも映画ならではと、どこか冷ややかな視線で見ていたのは数年前。連日賑わせるニュースを目にふと頭に過ったのが09年に公開された本作で、本日久しぶりに見直してみようと引っ張り出しました。するとどうでしょう。非現実的だった映像ですら妙に生々しく、まるでリアルタイムの中継でも見ているかの錯覚すら覚えて、背中がゾクゾクとなって来ます。もちろん数字だけで見れば本作の方が桁も違いますけど、現在問題となってるウィルスは列島どころか今や全世界へ広がる勢いですから規模では圧倒してると言えます。不謹慎に聞こえるでしょうが、もしや未来を予言していたのかとその内容につい思ってしまうのは私だけではないはず。恐らく、これが公開直前だったら延期もしくは中止になる可能性も十分考えられる作品でしょう。感情移入も前回とは大幅に違って、目頭が熱くなるシーンが多かった気がしますね。

 

●ちょっとひとこと●
この間読み終えたのが東野圭吾パラレルワールド・ラブストーリー。なんでも映画化されたらしく今年の五月に公開になるようですね。映画は例によってだいぶ先に見ることになるかとは思いますが、原作の場合、場面がコロコロと変化するので、正直言って話に乗りにくい感じでちょっと戸惑います。映画の方がきっと判りやすいでしょうね。

海がきこえる

          f:id:chibigori:20200131231331j:plain

 

今夜はこれをチャチャっと観るわ。と呟いて挿入したディスクは、氷室冴子原作によるジブリ作品ですが、この93年の本作はどうにも見た記憶が呼び起こせない。確かにジブリの中にあってジブリで無いかのような位置づけは否定し辛いところで、宛ら隠れジブリ作品とでも言うのが適切かもしれません。それもそのはず、日本テレビ開局40周年記念番組。つまりはテレビアニメとして放送された作品だったんですね。後に全国ではないものの劇場公開もされたらしいですが、耳をすませばと同様のテイストを感じ取ることが出来ます。もちろん思春期の青春ものですから空を飛んでも飛行機ですし、ネコのバスも出てこない。つまりは小さい子供受けするような話ではなく、寧ろ同世代か大人向けってことになりますね。72分と言う時間で原作とだいぶ内容が異なるようですが、チャチャっと観るに相応しい時間でもあります。土佐弁がとても心地良かったですね。

 

●ちょっとひとこと●
我が家のLED化計画で着手出来ずにいるのがダウンライト。e17のクリプトン球ですが調光器が付いてて、明るさ共にこれに見合うLEDが無い。枕元の電球も調光器対応のやつに以前替えたんですけどね。全開とちょびっとなら良いんですが、それ以外だとチカチカ点滅してしまって。そんな不安もある中、徐々にですが現在計画進行中です。

ガガーリン 世界を変えた108分

          f:id:chibigori:20200126060229j:plain

 

サブタイトルから割と短い映画を連想したものの、これは上映時間ではないようです。さらにメインタイトルからアメリカ製では無いなと直感的に思いましたね。いくら何でもね~って誰しも思うのではないでしょうか。やはりメイド・イン・ロシアであります。ロシアの映画はあまり見た記憶が無いのですが、そのジャケットの画像にファーストマンに対する国家の意地のようなものを感じ取ったりもしましたね。ただ、本作がロシアで公開になったのが13年でファーストマンが18年ですから、寧ろ意地を見せたのはアメリカ側と言うことになるのでしょう。マスカラスなら日本にはタイガーマスクだとプロレスファンが思うのと規模は違うでしょうが。いずれにしろ偉業を成し遂げた人物であることは確かで、雰囲気を盛り上げんと真夜中に視聴。率直に言うとどちらも伝記で宇宙となるから話は似通って当然でしょうが、頑張ってる感の映像は評価したいです。

 

●ちょっとひとこと●
ちょっと前に購入したと書いた米津玄師のLemonですが、この度それを買ったお店に売りました。車のSDに録音した。さらにはひと月以内なら50%で買ってくれる。そんなこともあってレンタル上がりのDVDなども数枚一緒に送りました。もっとも一番の売ろうと思った理由は、家にも同じCDがあったってことでしょうかね。言ってくれよ。

華麗なる週末

          f:id:chibigori:20200125161828j:plain

 

いくらマックイーンと言えど、マイナー感があって尚且つ古い作品となると、吹き替えで見るのはプリウスを街で見かけない程困難かもしれません。機会でもあればとチャンスを伺ってはいたものの、いよいよ痺れを切らして字幕スーパーをレンタル。タイトルはずっと前から知ってはいたんですけどね。ブリットや華麗なる賭けの翌年となる69年に公開となった本作は、時代背景はそれよりもずっと昔で、けっこう古い映画だろうと勝手に思ってました。通りでと妙に合点がいったのは映像のクリアさで、強い風が吹いた翌日のような感じです。主演はジャケットを見れば一目瞭然。ただ、そのマックイーンは今回は渋さも控え目で、一緒に出掛ける少年の良いアシスト役に回った感があるでしょうか。週末の四日間に登る大人の階段。それが華麗なのかは別にして、緊迫感のあるシーンでも気付けば割と穏やかに見てられます。古き良き時代の映画でしたね。

 

●ちょっとひとこと●
花壇を我が物顔で占めていたランタナ。さすがに寒さで勢いも失せたか、だいぶみすぼらしくなって来ました。と同時に春咲の球根もそろそろ芽を出す頃だと、先週末にランタナを撤去いたしました。私の週末は華麗どころかこの程度のもんですが、思った通り取り除いた後にはいくつもの芽が顔を覗かせておりました。今年の春も楽しみですね。

耳をすませば

          f:id:chibigori:20200119151745j:plain

 

珍しくアニメ三連発になりました。あまりに印象薄だったのか、オープニングからしばらくは初めて見たかの感覚で時間が流れてゆきました。それが、もっさりとしたネコを見た途端にまるで探し物の在り処を想い出したかのように途切れ途切れとなって、いつ見たのかも判らない映像が頭の中に蘇えってくる。それでも物語の全容は愚か、僅か数分先の展開すら不明のまま。それが返って良かったのかもしれません。お蔭でフレッシュな気分で初回より楽しむことが出来た気がします。そういやあの頃、学校や家で何してたっけな?と現実に見ている映像と過去の映像が交錯したりして、ほろ苦く懐かしい記憶が浮かんでは消える。思いを寄せる彼女の声に耳をすませたり、気持ちを紙に綴ってみたり、すべては遠い昔の話ですが、それらを呼び起こしてくれる。一言でいうなら過去へ誘ってくれる作品でしょうか。青春の一頁を振り返れるオススメの一本です。

 

●ちょっとひとこと●
地元にあるワングーが来月に閉店になるようです。それほど昔に出来たわけじゃないし、車もそこそこ止まってはいたんですけどね。詳細は判りませんが、一緒に営業してたツタヤも同時に無くなるようで、時々レンタルしてた私としては借りる云々の前に町の衰退を感じてちょっと残念です。それに代わるような店が出来てくれたら良いけど。

ウォーリー

          f:id:chibigori:20200119051950j:plain

 

愛らしいキャラです。一発で好きになってしまいました。それがゴミの山と化した約800年後の地球で、一人そのゴミを黙々と片付けているロボット。この場合一人と表現するのもどうかと思いますが、見ているうちにそう思えて来るから不思議。とにかく健気で几帳面。それでいて最新のAIも真っ青な感情を有している。おもわず女子のようにカワイイ~!と叫びたくなります。実際問題初めて見た時はそう言葉を発したかもしれませんね。何と言っても後にリモコンで動くこのロボットを購入したくらいですから。現在はゴミ片付けをすることも無く、玄関の靴箱の上に鎮座しておりますよ。08年の本作品も久しぶりですね。子供が喰い付きの良いように、前半はほとんどセリフも無く、じっと見て考えさせる。言うなればピングーを思わせる手法です。そして忘れてならないのはもう一体のロボット。このやり取りがなんとも微笑ましくキュンとさせられる。

 

●ちょっとひとこと●
映画も時代に乗り遅れてる私ですが、音楽も然り。もっとも最近の音楽はCDを購入させるほど魅力を感じるものがほとんどなく、専ら聞いてるのは一昔も二昔も前のものですが、最近ちょっと耳に心地よく聞こえるものがあって、中古でCDを購入。それが米津玄師のLemon。歌詞はともかくちょっとブリティッシュロックの雰囲気が良いです。