★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ナチス第三の男

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ヒトラーを題材にした映画は未だに製作され、過去にもたくさん世に出ているわけですが、№2のヒムラーではなく、№3のラインハルト・ハイドリヒを題材にしたという、今回はちょっとレアとも思える作品であります。有名どころで『第三の男』なんて映画もありますが、その上に文字が付くだけでだいぶ印象も変わるもんですね。日本では2019年に公開された伝記映画で製作国はフランス、イギリス、ベルギー。ハイドリヒを演じるのは『ターミネーター新起動』に出たジェイソン・クラーク。声は小山力也が務め、マッチング具合も良好です。ただ、この映画は見ていて不思議な感覚に陥ってしまうんですよ。映画を見ているというよりもすべての映像が回想シーンを見てるかのようで、感情移入が出来そうで出来ない。恐らくR指定と思われる残虐な光景も多く登場しますし、銃声じゃないパンパンも現れますが、どうにもリアルでありながらもドラマ性に乏しく見方によっては退屈してしまいそう。凛々しく見えるドイツの軍服は印象的でしたよ。

 

●ちょっとひとこと●
床を水拭きしてサラッとすれば、ワックスも掛けたくなってくるからあら不思議。そういやワックスなんて久しく掛けていないと、ウルトラタフコートなるものをネットで購入し、ヌリヌリしてみました。最初は二度塗りとありますが、一階二階の廊下や玄関、そしてリビングとやってると運動量もかなりのものでだいぶいい汗と掻きましたよ。ところによってはムラもありますがそれはご愛嬌で。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 綺麗になるとこんな感じで床を見てしまいますね。

ターミネーター : ニュー・フェイト

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そもそも英語だとDarkなのにカタカナになるとニューになるんでしょ。これじゃ小さい子の英語の教育に良くないわ。後でテストで✖もらったらこの映画のせいだって文句言ってやるんだから。でもね、気になってたんで今日借りて来ちゃったの。準新作だからちょっと痛かったけど。ただ、こないだのジェネシスもそうだったけど、もう話が判んなくなっちゃってるのよね。そりゃ3のおっぱいがムニュ~ンと膨らむのは、羨ましいなって見ちゃったわ。でもやっぱりこのお話は2で終わっちゃってると思うのよね。新しいの出るって見るとみんな期待外れ。リンダじゃないけど、いやんなっちゃう。だけど今度のはキャメロンさんが復帰したってことで見ててワクワクしちゃった。なんで2の後にこれやらなかったかなぁ~って。シュワちゃんも御爺ちゃんみたいになっちゃったけど、出て来るタイミングが笑点大喜利みたいで良かったわ。メイクも凄くてあんなの勉強したら化粧も上手くなれるかしら。最後まで楽しめて、これぞターミネーターって感じね。

 

●ちょっとひとこと●
とりあえず始めたオークションも無事に全部入札が入って、あとは一点発送を残すのみとなりました。売れ残ったら再出品するか、それとも手元に置いておくか。なんて心配もあったんですけどね。一先ずはホッとしてるところです。片付けたいものはこれにて終了なので、またしばらくはオークションから離れると思いますが、久々にやって以前夢中になってた頃を思い出しました。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 今夜は一杯飲ませていただきます。

竜二

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地味なのにインパクトがあるんですよね。初めて見たのはだいぶ昔の事ですが、忘れるに忘れられず心の奥底にいつまでも燻り続けている不思議な作品です。見るからに低予算ですし、映像も音もはっきり言ってそれ程でもない。それなのに何でしょう。この説明のつかないような味わいは。公開は83年で前作に続いてやくざ映画になりますが、銃もナイフも全く登場しない。その為、派手なドンパチがお好みの方は肩透かしを食らうかもしれませんね。路線で言えば、『チ・ン・ピ・ラ』や『とんぼ』が近いかもしれませんが、あれだってパンパン!となりますから特殊と言えば特殊で、寧ろ本作の方が現実的なんでしょうね。だからこそわかりやすくスーッと入ってくる。主演を務めた金子正次の遺作になった話は割と有名ですが、最後に看取った中に松田優作がいたことは新たに知った情報。33歳ですから、今後どんな役者になったのか考えると惜しいの一言です。一人の男の生き様を92分に詰め込んだ。とにかく印象深い映画ですね。

 

●ちょっとひとこと●
昨日は一階のリビングと廊下に雑巾がけしました。フロアーだと乾拭きの方が良いのかもしれませんが、汚れ落としには水拭きもいいだろうと、出来る限りの範囲でゴシゴシやりました。ちなみにアシスタントはいないのでワンマンショーでしたけどね。これがけっこういい運動になりましていい汗を掻きました。お蔭で素足で歩くとサラーッとして、以前と違って気持ちいい感じです。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain お読み下さりありがとうございます。

極道の妻たち 決着

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サブタイトルは、けじめと読む98年公開の本作は、姐さんこと岩下志麻のシリーズファイナル作品で、岩下以外も全て見た私としては、これで極妻の終りで事実上決着と言えるでしょうかね。こんな時は家でじっとしていたらええんや。と岩下のセリフが聞こえるようなご時世ですから、家での映画を引き続き楽しみたいと思っておりますが、久しぶりに見て感じたのは、岩下、かたせのコンビの安心感でしょうか。シリーズではいつも仲間ってわけじゃないものの、タッグを組めばハンセン&ブロディのような強さを与えてくれる。出来れば一作目のように見応えのあるものもプリンと披露して欲しかったんですけどね。今回は黒の衣装でカッコよく決めてクールな存在感を見せてくれます。俳優陣もファイナルに相応しいもので、名古屋章、大杉蓮、愛川欽也と偲ばれる面々の他、フレッシュさも感じられる竹内力。そして、特筆すべきはカッコ良さと悪さが同居した中条きよしでしょうか。岩下同様に目元から発せられる迫力に魅了されますね。

 

●ちょっとひとこと●
リュウを抜いた際に花壇の周りのレンガも浮いてしまいまして、これを機に少々仕様変更しようと取り組んでおります。まずはグラグラしたレンガを固定するついでにコンクリート等で高さをアップし、逆にその周辺の玉リュウは位置を下げるべく、一旦土を取り除いて再度植えつけます。要は高低差ってことですね。仕上げの作業が残ってるんですが、この天気で保留中です。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 外作業も出来ないので、そろそろ雨が止んでくれるようお願いします。

それから

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二度目ならどうか。判るかな~。判んね~だろうなぁ。シャバダバダと見始めたのが、文部省選定の優作コレクション。公開は85年と若干時代を感じさせる映像になりますが、そもそも原作が夏目漱石ですからね。内容と映像が不思議と融け込んでるようにも思えます。ただ、描いてる年代のせいでしょうか。どうしても妙な違和感を覚えてしまう。台詞一つとっても自然に首が傾いてるんじゃないかって思うこともしばしば。加えてじれったくなるほどの間です。言い換えれば台詞を交わすタメの部分も本作の魅力なのかもしれませんが、優作をもってしても印象薄で終わったのはこんな理由があるんでしょうね。とは言え、今回は割と話も伝わって来た。一応それは表向きの話で実際は久しぶりに見る松田優作に満足していたんでしょうけど。例えそれが彼の本領であるギラギラした躍動が無くても、お茶目な一面を覗かせない真逆な役柄としても、画面に彼が登場するだけでなぜか心も満たされて行くんですよね。燃焼度は低いですけど。

 

●ちょっとひとこと●
先週の日曜日は愛車のリコールで出掛けて来ました。市内にディーラーが無いのでちょっとしたドライブです。30分ほど走るとありましたよ。メルセデス。早速入ろうと思ったんですが、何か?って言われるのが落ちなので前を通り過ぎて先を急ぎます。点検には一時間ほど要し、部品交換ならさらに3~4時間と言われましたが、対策品になってたとのことで早く終わりました。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 点検の後に洗車してくれてありがとうございました。

博士の愛した数式

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これはあくまで私の読解力の問題なんでしょうが、どうも今読んでる小川洋子の原作がしっくりこない。書面に苦手な数式やらが出ているからか、くどいほどに出る野球の話なのか、理由は定かにないにしても、確か以前見た映画はもっと味わいがあったのではと、半分ほど読んだところで、06年公開の本作を引っ張り出すことにしました。そもそも、はかせなのか、はくしなのか。そんな地味な問題はさておいて、映画では母ではなく息子、通称ルートの視点から思い出話として語られて行きます。黒板を使ってしみじみと振り返るかの口調は、勉強嫌いな私をも引き付けてくれるかのようで、この辺りは映像となった魅力の一つでしょうかね。ス~ッと物語に入って行けて良いです。80分しか記憶が持たない博士を演じるのは寺尾聡で、つい見入ってしまうほど味のある演技を見せてくれます。家政婦の深津絵里とのやり取りも本作の魅力でしょうね。自転車に乗る姿や桜の中を寄らず離れず歩く2人。今回は映画に軍配を上げましょう。

 

●ちょっとひとこと●
何年振りでしょうか。久しぶりにオークションに出品いたしました。と言っても以前にだいぶ売りつくしてしまったので大して売るものなんかないんですが、入札とかが入るとやっぱりうれしいもんで、ついつい経過が気になってしまいます。とりあえずは、あと数点ほど出す予定なので、ちょっとした期間でしょうが、どのくらいで売れるのか。なんて気を揉みつつも楽しめそうですね。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain ここで言ってもしょうがないけど、入札ありがとうございます。

天空の城ラピュタ

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今回で3~4度目となるであろう本作ですが、しばらくぶりに見るので内容は上の空に浮かぶ島のようで、ところどころのシーンが辛うじて残ってる程度。不思議なんですけどね。初めてなんじゃないかって気分でしたよ。ジブリの子供向けに作られた架空の話と、以前はそんな冷めた印象も抱いていたのかもしれませんが、10年以上と言う時を経て見れば、何と言うことでしょう!洗い物とモノで溢れたキッチンが・・・。と映画のワンシーンではなく、驚くべきはそのストーリーの壮大さでしょうね。ファンタジーであることには変わりはないものの、男心をくすぐるロマンも兼ね備えていて、思わず誰も信用しなかった島が実在するのではないかという気分にさせる。秘めた謎を解き明かしていく工程も徐々に染み入る感じで良いですね。女性の逞しさも本作の見どころで、特に主役を食うかの海賊のママは心身共に存在感はピカイチ。千と千尋の湯婆婆が頭に浮かんだりもしますが、強烈な脇役の重要性をまざまざと感じさせてくれますね。

 

●ちょっとひとこと●
雨続きの天候ですが、このところ取り組んでいるのが庭いじり。まずは花壇周りの玉リュウの間引きです。ラピュタでもそうですが、植物の力はすごく、土がないくらいに根が張ってしまい腕力だけでは最早太刀打ちできない状態。おまけにこんな天気ですから、空中海賊を思わせる蚊がすぐに5~6匹周囲に群がってくる。植物の力と蚊も対戦相手に加わってなかなか大変ですよ。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 蚊さん。美味しい血ではないので吸わないでください。