★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

バード・ボックス

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なぜ目隠しをしなければ。いきなり核心に触れたようなオープニングに、寝坊した朝のメイクよりも早く引きずり込まれます。宛ら首根っこを掴まれたかのように。音を立てたらなんて作品もありましたけどね。こちらの場合は見ては不味いバージョン。2018年にアメリカで公開された本作は、まさにサバイバル・スリラーに恥じない作りとなっていて、丸々二時間を恐怖で包んでくれる。目を開けたら一体そこに何があるのか、この辺りの見せ方も非常にそつがなく、怖さアップに貢献していると言えるのではないでしょうか。過去と現在とを行き来する。いわゆる時間軸の見せ方もごく自然で判りやすく、スリリングさがそこで途絶えないことも評価したいところです。とにかく理由も先行きも見させないストーリー展開が手に汗を握らせ、同時に背中をゾクゾクさせます。鬼怒川ライン下りも真っ青なボートでの撮影も生々しく迫力がありますね。主演はサンドラ・ブロック。そして二人の子供たち。彼らが最後に見るのは。目隠しを・・・ダメだ!取るなっ!。

 

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気持ちを相手に伝える★機能。通常の★は無制限ってことで気楽に使うことが出来ますが、色の違う例えばグリーン★などは数に限りがあるせいからか、いつ使えばいいんだろう。と、なかなか使えずにいたりして。そこで林先生に聞いたら、正月でしょ!って言ったかどうかは知りませんが、新年早々にいくつか使ってみました。持ち続けてどうなるもんでも無いでしょうからね。

真夏の方程式

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約二年前にも見てるのでレビューはスルーしようかと思ったのですが、企画ものでタイトル+α程度しか書いてなかったのでアップすることにしました。実はこの2013年の公開作品をずっと再見したいと思ってたんですよね。とは言え、見てない映画も見たいしと、この辺り映画好きのジレンマでしょうか。言わずと知れた東野圭吾原作のガリレオシリーズでありますが、特に本作の福山雅治演じる湯川が妙にしっくりハマる感じがして魅かれるんですよ。CDも持ってないしコンサートにも行かないんですけどね。子供にアレルギーがあるという役どころの彼が子供と接してる場面などついホッコリしてしまう。インテリ風の雰囲気も違和感が無くて良い。そして、タイトルを思わせる美しい海です。季節は真逆ですけど、確かにこの二時間の中には夏があります。前回はスッと通過した感のある白竜と風吹ジュンの踏切でのシーンは思わず目頭が熱くなりましたね。あとはどこからかヒロシ!と声が聞こえそうな前田吟です。さすがに上手い。

 

f:id:chibigori:20200905122118j:plain  chibigori’s voice●              


某100円ショップで洗濯バサミを去年の夏に買ったんですが、ミッキーっぽいデザインで、スッと掴みやすい形状になってまして、おまけに数もけっこう入ってると、なかなかのコスパだと他人に勧めたいくらいですが、そこは100円です。しばらくするとハサミの金属部分の当たる場所の強度が弱いのか、外そうと思っても衣類に突き刺さる感じでかなり手間取ります。100円だしね。

昆虫大戦争

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衝撃が強すぎたのか、子供のときに見たワンシーンが未だ脳裏に焼き付いている。その後、10年以上前にレンタルで再見し今回は三回目。それが68年に公開された本作。ただ、悲しいのは記憶に残っているのは虫だけでどういった内容なのかは煙の如く消え去っている。従って今回は懐かしむように、それでいて味わうように視聴できたわけだが、ここまで大人を唸らせる内容が盛り込まれているとは思いもしなかった。言うなれば昆虫を巻き込んだ戦争で、生物兵器に水爆、さらにはナチスの捕虜も絡んで来るのだからそのスケールは小さい虫とはあまりに対照的。CG全盛の現代ではさすがにチープな造りに見えてしまうのは残念であるが、時代を考えればこれも致し方が無い。ただし、虫が噛み付くシーンは今見ても目を背けたくなるほどで、川津祐介新藤恵美による虫との格闘は昆虫の恐怖と人間の優しさが入り混じっていてなんとも複雑な気分にさせる。まさに刷り込まれた記憶と言うのがここだ。隠れた名作だと思う。

 

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昨日あたりから左腕に違和感があるんですよ。前へならえのような格好をするとちょっと痛みが走る。まさか五十肩?いや既に終わっている。とケンシロウは言いたいところだが、二回やったなんて人の話も聞くので多少の不安はありますかね。運動はやりましたが、特別、変わったことはしてないし、好きな映画ならともかく、こういうアンコールは困りますね。少し様子を見ましょう。

シャチの見える灯台

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自閉症の息子を抱えた母親。あれこれ手を尽くしても一向に良い兆候が見られなかったが、TVに映し出されたシャチに初めて反応を示す。全編のほぼ大半が美しい大自然です。強いて高い建造物といったら灯台だけ。携帯も圏外、都会の雑踏も皆無。こんなところに住んでみたいなどという欲求は、ものの数秒でもう一人の自分が無理だと否定するでしょうね。ど田舎の実家に行ったらトイレが外だったなんてのはまだマシ。ここにはトイレそのものが無いんですから。一日はどこでも24時間なんでしょうが、不思議なことにここでは流れる早さが異なるように見えて仕方が無い。忙しなさが全くないんですよ。見ているだけでリラックスできる感じでとても穏やかな気分になる。こういう映画は正月の一発目に見たいでしょうかね。無駄な会話も無く雷鳴にドキッとするくらいなので、一つ一つの言葉が心に沁みて来るようです。何より実話が基になったという点が良い。淡々と時間だけが流れていくだけのようでも、癒される二時間でしたね。

 

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ここ数年、まったく買わなかった宝くじを少しばかり買うようになりまして、年末に抽選があったようなんですけど、まだ結果は確認しておりません。慌てて見てもハズレはハズレ。当たる時には当たるでしょうからね。成果については300円以外の記録はないので、チャンスセンターで確認するのはもうちょっとだけ先に延ばして、まぼろし~となる夢を見させてもらおうと考えてます。

スコア

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今年の初物です。当然洋画でもなく、一年を通じて稀な字幕。正月早々頑張って字を読みましたよ。比較的台詞が少なったのがちょっとしたお年玉でしょうか。ロバート・デ・ニーロマーロン・ブランドの共演ってことがそもそも見ようと思ったきっかけですが、2001年公開の本作はマーロンの遺作とのことらしい。味のある御爺ちゃんで良い役どころでした。主演はジャケットにニヒルに映るロバートで、引退を考えてる天才金庫破りを当然のことながら何の違和感も感じさせずに演じ切っています。このあたりもうさすがという他はありません。ただし、完全な彼の独り舞台かというと、相棒役となるエドワード・ノートンがなかなかの演技で食い込んでくる。この二人の掛け合いが物語を引っ張っていく感じですね。オーシャンズのような大掛かりな仕掛けは無いものの、少人数が故のスリルも十分面白い部分で、宛らミッション:インポッシブルかSASUKEを髣髴させる場面も見所じゃないでしょうか。最後の大仕事は手に汗を握らせましたね。

 

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今日は家の前で毎年恒例の家族写真を撮りました。例年だと1月1日なんですけどね。今年は仕事の都合などで3日になりました。当初いつまで続けられるかと思った行事も数えてみれば今回で27回目。改めて月日の経つのは早いもんだと痛感させられます。写真は家族全体に寄ったものと、家や車が入る引きのアングルで、それを2Lサイズにしてアルバムに貼っております。

ハッピーフライト

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タイトルからしてお笑いに終始するのかと思ってたが、いろんな意味でなかなか楽しめたぞ。もちろんお笑いは随所に盛り込んである。だけどホロっともさせられるし、シャキッともさせられる。このメリハリが良いと思わないか。てっきりCAの綾瀬に脚光が集まるだけと思ったんだがな。CAやパイロット以外でも整備や乗客と様々なエピソードが盛りだくさんで笑ったり怒ったり唸ったりと忙しかったぞ。そんな中でも副操縦士田辺誠一には悪いが、やっぱり見所は綾瀬の肌のキメと豊かな表情じゃなかったかな。悪戦苦闘する田辺も大いに見せてくれたがな、綾瀬の人一倍様になってたCA姿につい見惚れたぞ。一見欲張って詰め込み過ぎた印象もあったが、切り替えの妙というか小気味いいテンポで場面が変化するのでエンドロールまでアッと言う間にフライトを終え着地した感じだ。今の状況は映画とはかけ離れてはいるが、早くこの2008年公開作のような賑わいが見れたら良いなと思わざるを得なかったぞ。そう思うだろ、な~僕。

 

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例年、暮れから正月に掛けて同じ本でまたいでたんですが、今年はうまいこと31日に読み終わりました。読んだのは荻原浩の噂。出だしは少々取っ付き辛かったんですけどね。けっこう読み進めるに従い楽しめました。その31日。新年を迎えるにあたりやはり今年の一発目は東野が読みたいと、ブックオフにて4冊ほど調達して参りました。約1,000円。昨日から読んでますよ。

ある愛の詩

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誰しも一度は耳にした事があるだろう甘く切ないメロディで始まる物語は、いわゆるラブ・ストーリーの名作の一本と言っても過言ではないでしょうね。吹き替えでもあればBDで手元に置いておきたい。ずっとそんな思いを抱いて検索に明け暮れてはいるんですが、未だこの1970年公開の作品は字幕スーパーのまま。ストレートに味わいたい者としては残念です。かつて数十年前にTVで放送したものをビデオに録画して何度も楽しんだものの、こうして時間を経過して改めて見ると、あの頃以上にこの切ない物語が染み入って来ます。おまけに念願の吹き替えですからね。多少映像は粗くてもなんのそのです。アリ・マッグローライアン・オニールの二人が奏でる愛のメロディは、分離したドレッシングが次第に混ざり合うように進んで行く。真っ直ぐで純粋を絵に描いた、例えるなら小さな恋がそのまま10年後に繰り広げられた感じでしょうか。ちなみにTV版では山口百恵三浦友和が声を担当したらしく、ちょっと見たい気もしますね。

 

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皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も去年同様マイペースを保ちつつ一つでも多く紹介出来たらと考えておりますので、お手柔らかにお付き合いのほどよろしくお願いします。参考までに去年見た本数は189本。一本だけ被ったのでアップしませんでしたが、一応クリアしたい三桁は見られたので良かったです。早々に見た映画もそうですが絆を大切にしたいですね。