有名なシャワールームでのシーンは脳裏に焼き付いているのですが、ヒッチコックの60年の作品自体は見た記憶が無い。恐らくTVか何かの特集だったんでしょうね。その程度ですから手にした本作がリメイクとは全く思いませんで、確認したのは吹き替えがあることだけ。オリエント急行も然り。こういうのは映画あるあると、98年の作品をまずは見ることにしました。どこか古めかしい印象のオープニングは、オリジナルを想像させるもので、だとすればかなり忠実にリメイクされてるのではと期待度もアップ。一番は何と言ってもシャワールームですね。そのシーンの見せ方やどのように繋がるのか興味津々でした。倒れたマリオンを上から撮った映像は、ちょっと危ないくらいのアングルでドキッとしたりしましたけど、全編に漂う雰囲気は悪くないと思います。ただ、評価は散々で最低リメイク賞を受賞したとか。こうなると60年版を見るしかない。
●ちょっとひとこと●
本日、百田尚樹のデビュー作でもある永遠の0を読み終えました。ブームはだいぶ前に去っていてかなり賛否両論もあったようですが、個人的には面白かった。こう書くと語弊があるかもしれませんけどね。心を揺さぶられましたよ。映画は既に見ているものの、近いうちにもう一度見て映像を重ねあわせてみるのもいいのではと思いましたね。