おどろおどろしい響きを持つ本作は冲方丁のミステリー小説を基にした実写映画で、去年の19年に公開。題名に加えてこのジャケットですから、けっこうなインパクトがありますね。ほとんど前振りのないスタートは、キューブ方式を思わせますが、あそこまで突然ではない感じ。ただし、一息ついてる時間は無く、首根っこを掴まれて引っ張られてゆくとでも申しましょうか、その進行具合に心地良さも覚える。ミステリーならではの雰囲気が随時漂っていて空気に良い緊張感があります。実際、子供なのかと問われれば、微妙なお年頃かもしれませんけどね。いずれにしても、そんなつまらない事はすぐに消え失せます。その理由の一つが、常に頭に?を抱かせながら進行していく見せ方の上手さ。出演者の数や舞台となる場所もほぼ限定だということを考えると、それ相応に評価しても良いのではないか。ちなみに舞台となった建物には何度か行ったことがあり、先程も近くを走った。もしや・・私も呼ばれてる??死にかけた大人たち!?。
●ちょっとひとこと●
昨日、ナミヤ雑貨店の奇蹟を読み終わりました。もうちょっと読んでいたい。そんな思いから最後の方はだいぶのろのろしてしまいましたが、東野圭吾の作品の中でもトップクラスの面白さであったことは確か。とにかく読みやすく情景が浮かびやすい。ツナグ同様、すべての話を盛り込むのは無理だと思いますが、映画にもなってるようなので是非そちらの方も見てみたいですね。
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