中心となるのは四人の女。ただし、海街のような姉妹関係ではなく人格。多重人格障害(解離性同一性障害)を描いた2019年に公開された本作は、次々と現れる別の人格を、映像でうまく表現している。予備知識でもないと初めは戸惑うかもしれないが、いつの間にか自然に理解させてくれるストーリーの妙がある。ただし、映画としては短めながらR18指定とのこともあり、例え昼間の時間帯でも近所に不信感を抱かせぬようヘッドフォーンでの視聴を推奨したい。人格中心となるキョウコを演じるのは飛鳥凛で、のっけから一肌どころかすべてを脱ぎ去って見せてくれる。このあたり監督の中田秀夫がテーマに設定したエロスの領域で、清楚な雰囲気を感じさせた後だけにそのギャップはかなり刺激的だ。サスペンスの要素でも無ければアダルトの棚に並んでいても違和感もないのではないか。とは言え、とある音の部分については少々誇張も過ぎて、テンションが下がった方もおられるのではないか。ほどほどの方が良い時もある。
●chibigori’s voice●
暖房器具の近くだからか。侵入者を警戒してるわけでもないのに床が鴬張り状態になってしまいました。以前もあって隠し釘など打ったんですが、どうやら再発のようです。そこでまた隠し釘作戦に出たわけですけど、今回は本数も増やしさらに斜めに打つことに。加えて効きをアップさせようとゼリー状瞬間を釘にちょっと塗ってトントンと。その成果かかなりおとなしくなりました。