映画や原作ではなく、ただ単に長澤まさみでチョイスしたのが2018年公開の本作。ブス、可愛い、綺麗と画面から伝わる長澤の表情はポイント上昇中の演技と相まって視聴する側の視線を引き寄せる。これは女優として大きな武器である。一緒に暮らしていた彼が突然倒れる。その知らせを持ってきたのは警察で所持してた免許は偽造だったと言う。この辺りから物語のギアが一段上がる感じで、普通に見ていた目が1,5ミリくらい大きく開く。映画全体は予算云々を忘れさせる邦画らしい作品で、謎と不安が入り乱れる中に笑いの要素も映画そのものが持つ重さを緩和してくれて、明日の仕事には行けない等というダメージは受けない。登場人物も少な目。ただし、個性的な面々が幸いするのか、この作品に限ればこれで十分だと思わされる。中でも抜群なのは吉田鋼太郎でオタクっぽいDAIGOも良し。川栄もいい味を出している。どっぷりと戦術にハマるか、あえて引くかはそのシーンが訪れた時に別れるかもしれない。
●chibigori’s voice●
メガネの鼻パッドというのを先週取り換えに行って来ました。汗とかというのではなく経年劣化なんでしょうね。毎日洗っていてもだんだん緑色っぽくなってくるんですよ。出掛けたのは行きつけの店なんですが、以前は交換料も含めて無料だったんです。ただというのも悪いなと常々感じていたんですけどね。最近は一個110円になったそうで、こちらとしても依頼しやすくなりました。