B級SFなんて予想を見事に裏切ってくれたのが2017年公開の本作。火星で採取した土の中に生命体を発見する。それを調べるところから物語は始まるのですが、ハラハラさせる緊張感が堪りません。お尻がフッと浮き上がっているのではないかと思わせる無重力感。加えて宇宙の映像もかなりハイレベル。ふと、見覚えのある顔だと思ったら真田広之じゃないですか。いつの間に宇宙へ行ってたんだと、オリンピックじゃないですけどつい同じ国の人を応援してしまいましたね。今回はお得意のアクションはありませんが、存在感はなかなかで良かった。映画自体はとてもわかりやすいのでグイグイ引きこんでくれます。正直休む間もないという感じで、いつトイレに行こうかと我慢したくなるほどです。出来れば真っ暗な深夜に見たかったというのが見終わったあとの率直な感想で、最近見た宇宙物の中では群を抜いている。SF好きな人には勧めたくなる一品でしょう。一時もダレずに一気にラストまで突き進む。見応え度満点ですね。
●chibigori’s voice●
ワープロで保存したフロッピーの文書を以前PCに取り込んだことがあるんですが、すっかりやり方を忘れてしまいまして、仕方なくいくつか手打ちで入力し始めたんです。手打ちしたのはプリントアウトしてあった歌詞。ちなみに昔書いたものです。それがつい最近やり方を思い出して、それら歌詞と掌編小説などを無事にPCに移動することが出来ました。ホッとして嬉しくなりました。