★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

半落ち

          f:id:chibigori:20220213070822j:plain

 

現在この原作を半分少々読み進めたところでありますが、無性に映画が見たくなってしまいコレクションの中から引っ張り出して視聴しました。読むのは二度目、映画は三度目となります。主人公の梶聡一郎は読んでいても寺尾聡がすぐに浮かぶものの、それ以外は誰一人として浮かんでこない。刷り込みが悪かったのかボケたのかはともかくとして、疲れた時の甘いもののような欲求に駆られたわけです。改めてみて思ったのは、原作とほぼ同レベル、あるいはそれ以上の仕上がりと言えることで、正直なところ今回が一番良かった。つまりは歳を重ねるごとに味わいが増す映画なんでしょうね。従ってあと十年も経てばより熟成されて見られるだろうと密かに期待しております。ただ20年も経つとこの人誰かいの~?という状態になる可能性もあるので注意しなければなりませんね。人間ドラマが凝縮された邦画ならではの良さをしみじみ教えられる作品です。