★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

響 -HIBIKI-

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欅坂46平手友梨奈が主演する本作は小説を書く。いわゆる物書きには興味深く見られるのではないだろうか。出版不況にあえぐ業界に突如現れた天才少女。封書をメインにした最初の映像が心をくすぐる。2018年に公開になった映画の元となったのは漫画で、つまりは実写化作品だ。漫画自体も存じてなかったので、変な先入観もなく見られたのが良かったのか、なかなか楽しめる作品だった。平手の演技は独特のキャラのため、評価云々までには至らないが、けっこうハマっていて存在感は十分。その平手演じる鮎喰響の作品を見出した編集者、花井ふみを北川景子が演じる。この二人の繋がりによりサクセスストーリーに向かって進行する反面、冗談が通じす考えのままに行動する鮎喰がそれを自ら妨げていく。この暴れっぷりも見物の一つだが、天才、特に文芸の世界ではこのような変わり者が実は世界を掴むのではないか。ふとそんなことも頭に過った。