衝撃的なオープニングは御巣鷹山に墜落した123便旅客機を描いたもので、1985年の8月の出来事でした。ご遺族の方にすれば見たくもない映像かもしれませんが、同時に多くの方に忘れてもらっては困る大惨事でもあります。これを観るのは二度目になりますが、内容から映像化は不可能と言われただけあって一言で大作と呼べる一本に入るのではないでしょうか。途中で休憩が入る上映時間もしかり。三時間を超えますからね。それでも食い入るように見てしまう。もちろん途中休憩はしましたけど。豪華な俳優陣もそれぞれの役どころで魅せてくれます。原作は山崎豊子。航空機事故から始まり、その会社の内部や政治まで発展していくところは見応え度もかなりのもの。当然、内容は複雑化しているのでそれなりに頭は使います。ただし、難解のレベルではなく、人間のしがらみの世界に引き寄せられていく感じでしょうか。思わず唸ってしまう映画ですね。
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