2021年の本作は上映時間は89分とかなり短め。U-ボートにメッサーシュミット等々、役者は揃っているものの、B級は隠せない。ジャケットの画像などはもう最高なんですけどね。一応、史実に基づいたというテロップが出るので、悪い話じゃないのかもしれません。ナバロンの要塞風味を漂わせたリーズナブルな映画とでも言えばいいのか、ほろ酔い状態で見たらすっかり記憶が飛んでしまい、その日は終了して改めて覚えているところから上映開始です。今時の戦争映画ですとかなりのリアリティが見せ場にもなっていますが、本作の場合それが物悲しい。それなりの描写にはなってるものの、目が肥えているせいかプアーでスケール感も乏しく見えてしまう。予算的な問題なんでしょう。緊迫感よりも長閑な船員たちのやり取りが表に出て、それが先ほどの眠気に繋がるのかもしれません。ジャケットに釣られて借りたら失敗した。そんな一本ですね。
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