猫好きには必見の一作です。あれこれ考えず見ているだけで気分はホッコリ。もちろん様々な人間ドラマも本作の見所でもありますが、やはり主役はネコですからね。そのネコがいろんな問題を平らに均してくれる。テレビドラマもあるようですが、こちらは劇場版映画で公開は2010年です。原作は永森裕二の小説で実在のアサヒタクシーがロケに協力しているとのこと。車も当然その会社のものを使用。気弱な優しい運転手の男を演じるのはカンニング竹山で、おどおどしているところなどは普段の芸風と違って新鮮で面白いです。実際、こんな人もいそうだと、見るからに成績不振という彼には哀愁のようなものすら感じ、それがまたネコと組み合わさることでいい味わいに変化していく。キャストの筆頭が御子神さん演じるみーすけというのも頬が緩みます。ネコと出会って奮闘して行く姿もさることながら、それは永遠ではないことも教えてくれますね。
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