友達や知人と過ごしているかのような時間が淡々と過ぎていく感じです。人物やシーンも突如変わるので頭の整理もつかないまま刻々と映像が流れて行きます。何をするのか、どこへ行くのか、ストーリーが全く掴めないんですよ。だから出来ることは画面をボーッと見ているくらい。普段の生活を表現したかったのか、画像はやや粗目で音声もところによっては聴きづらく、まるでホームビデオでも回しているかのようです。公開は2001年。そのため登場する役者もそれなりに若く、この人かと興味の矛先は知らぬ間にストーリーから逃避してしまってます。抑揚もなく他人の生活を垣間見る程度ですから面白いとかの次元ではありません。これで二時間越え。正直よく耐えたというのが率直な感想です。おそらく見る人が見れば難解にも見える絵画の素晴らしさもわかるのかもしれませんが、凡人の場合はとてもじゃないですが理解不能というところですね。
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