
舞台は第二次世界大戦中ではありますが、戦争以外にも人種差別というのを痛感させられる映画でしたね。事実と証言を基に制作されたとテロップが出ます。それだけで生々しさはグンとアップします。描いているのは有色人種女性によって結成された郵便管理大隊。つまりは戦時中に届かない手紙をどう配達するのかというわけですが、なにぶん戦時中ですから簡単ではありません。それを上からの命令によって彼女らが奮闘するわけですが、見ていてもイラッとするほど差別が激しい。それにも負けず指揮を執る女性のたくましいこと。ちなみにケリー・ワシントンです。かなり厳しいようにも思えますが、このくらいじゃないと戦えないんでしょうね。声優さんの張りのある声もピタリとはまっていい感じです。これだけの功績が約75年後の現在まで、歴史書から外され国家的な注目を浴びることもなかったというのですから驚きです。感動巨編の一作です。
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