★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。吹き替え派ですが無ければ字幕も稀に。

ロ・ギワン

          

 

2024年の韓国映画です。名前だけ見るとなぜか有名なスペースものの映画が頭に浮かんでしまったりもしますが、こちらはSFではなく過酷な現実のみを描いたヒューマンドラマで二時間超えの作品になります。原作はチョ・ヘジンによるフィクション小説。母国の北朝鮮から脱北した青年がベルギーへ密入国するんですが、オープニング早々からただならぬ緊張感が伝わってきます。母国語もまったく通じない異国では日々をどう過ごすかも大問題で、寝泊りする場所や食事など、その現実はあまりにも厳しく改めて観光旅行とは違うと教えられます。主人公は当然ですが、見ている側にもホッと胸をなでおろすひと時はあっても笑顔まではとてもじゃないですが浮かびません。苦悩、葛藤、主人公の置かれた状態にただただ気が重くなるばかりで、正直なところ感動という文字を見出すことは難しいかもしれません。そんな彼がどう生きていくかが見所でしょう。

 

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