★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。吹き替え派ですが無ければ字幕も稀に。

俺は、君のためにこそ死ににいく

          



調べたら五年前にも見ておりました。初見のように思えたのは記憶力が弱まったからと言いたくはないですが、恩恵としては真っ新な気持ちで視聴することが出来ました。石原慎太郎が製作総指揮、脚本を手掛けた本作が公開されたのは2007年。太平洋戦争末期の特攻に焦点を当てた作品ですが、戦闘シーンよりもその特攻隊員や家族、知覧飛行場へ奉仕隊として活動する女性などの人間ドラマが中心で、富屋食堂を経営する女将を演じる岸恵子の視点で語られます。それにしても二時間強の映画でもこれだけのドラマがあるのですから、実際如何ほどあったのかは想像を絶するところでしょうが、戦争という悲惨さが全編を通じて重く圧し掛かって来ます。それでもどんよりした重さを適度に和らげているような配慮も感じられるので、複雑な心境ながらじっと画面に見入って時間の経過も忘れさせるでしょう。重い映画ですが一度は見ておきたい一本と言えます。

 

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