オリジナルの「ペテン師と詐欺師」は未見ですが、2019年の本作はそのリメイクで男性から女性に替えたバージョンとのこと。尚、日本では劇場未公開らしくアマプラで配信されました。上映時間は93分と短め。それでも短すぎるという印象はなく、このくらいでちょうどいい感じです。アン・ハサウェイとレベル・ウィルソンのいうなれば二人舞台で映像のほとんどを彼女らが支配します。ぽっちゃりを越えたレベルにスタイリッシュなアンが繰り広げるユーモラスな世界が歯切れよくトントンと進んで行く。コメディですからね。笑いは当然でしょうが、やはりビシッとメイクしたアンは吸い込まれそうな魅力を放ちますね。一方のレベルはその見事な身体を余すことなく発揮。互いの魅力をふんだんに生かした作品という気がします。アンの吹き替えは甲斐田裕子で色気と品がマッチしてますね。レベルは品田美穂。肩の力と共に頬を緩ませてくれる映画です。
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