菅田将暉が叫んでいるシーンだけがなんとなく頭に残っています。「なんでこうなるの！」それは萩本欽一でした。東北の震災後に突如のコロナ過。どちらも脳裏に焼き付いてはおりますが、月日が経ち色合いが薄らいだのも事実。そのため誤解を招くかもしれませんが、やや懐かしい出来事にも思えてきます。マスクがなく手作りしたなんて方もおれられはず。原作は楡周平の小説で映画の公開は2025年。テレワークが当たり前になったのを機に東京のサラリーマンが趣味の釣りも兼ねて東北の一軒家を借りる。ふとネットも無い時代だったならどうなっていただろう。なんてことも過りましたね。便利な世の中になりましたが、所詮はそれでお仕事が出来る人だけの話。都会と地方、震災とコロナ。これらの問題を切実の中に若干のお笑いを交えて見せてくれます。それぞれの苦悩の中にポッと明るい光を与えるのは出される料理でしょうか。美味そうです。
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