こんな仕事が存在するのか。ついつい調べたくなりそうですよね。実際調べたところこういう職業は存在するんだそうで刑務所や拘置所に収容されている人への差入れ品を代行する仕事をしています。古川豪が監督・脚本を手掛けた映画の公開は2025年。寺尾聡、名取裕子とベテランの俳優がちょい役程度で出演します。それでもいい味を出しているというか存在感はありますね。上映は二時間強。その大半が重々しい空気に包まれています。射し込まない光の中で苦悩する人々。それぞれの置かれた立場と言うのもあり抱える苦悩がよく伝わってきます。ただ、いかんせんどんよりとしてしまうんですよ。明るい材料がこれといってないですからね。非現実的でもあり、見る人によってはリアルな現実が映像から感じ取れるのではないでしょうか。結局どうなるのという曖昧なラストもこの映画の内容を象徴しているような気がしました。お勧め度合いも曖昧です。
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