
ギラギラした目つきでナイフを構えたり、ノーヘルでバイクに乗って銃をぶっ放した方も、歳月を重ねて人生の味わいを醸し出すようになりましたね。主演はリーゼントも記憶から消えつつある舘ひろしで仕事一筋の定年を迎えたエリートサラリーマンを面白可笑しく演じています。原作は内館牧子の長編小説。ふと見ていてこの映画はいつ作られたんだろうと思ったのは広末涼子が登場したからです。それで調べましたら2018年の公開。さすがにあの当時じゃ無理でしょうが、どうせならば目を見張る演技で世間を騒がせていただきたかったものです。もっともそれらを排除してみれば、良いアクセントを添えてる気もします。何気に交わされるお国言葉などもどことなく心地良く、悲哀の物語を和らげてくれます。エリートとは言わずもこんな経験をされる方は数多くいるでしょう。物悲しくも思える現実に笑いの要素を加えることで射す光が心に染み入ります。
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