率直に言わせてもらえば、正月早々に見る映画ではないようだ。R-15
指定、2004年の「コンクリート」は、その残虐性から予定されていた公開も
中止され、その後の公開も一週間だけだったらしく、そもそも映画にする
必要があるのかとの意見も多数寄せられたようです。
指定、2004年の「コンクリート」は、その残虐性から予定されていた公開も
中止され、その後の公開も一週間だけだったらしく、そもそも映画にする
必要があるのかとの意見も多数寄せられたようです。
こちらの映画もワケありな映画と言う本が見ようと思ったきっかけで、
原作はノンフィクション小説の十七歳、悪の履歴書で、女子高生
コンクリート詰め殺人事件をモチーフに製作。撮り上げたのは僅か5日と
言うから驚きです。もっとも、ストーリーがあるような無いような話の内容も
それに負けないくらいの驚きであり、息苦しくなるほど重い。
感動や笑いなどないし、ただ複雑な心境だけで時間が経過していきます。
映画でパワーをもらうこともありますが、こちらの場合はパワーを吸い
取られる感じ。製作者側によると、大手レンタルチェーン店にも
この映画のDVD、ビデオを取り扱わないよう意見が多数寄せられたとか。
映画でパワーをもらうこともありますが、こちらの場合はパワーを吸い
取られる感じ。製作者側によると、大手レンタルチェーン店にも
この映画のDVD、ビデオを取り扱わないよう意見が多数寄せられたとか。
そのくらいですから、当然、劇場にも上映反対意見が多数届いてたらしい。
この映画を見ているうちに面白いとか、つまらないとかの人間らしい感情を
どこかに置いてきてしまったかのような自分に気付く。
そして、見終わってからひたすら何かを考え続けてしまう。
強烈に印象に残る一本であることは間違いないですが、どんよりとした
気分になるのでオススメは出来ませんね。せめてもの救いは90分と
比較的映画としては短い部類に入る時間でしょうか。とは言え、
その短い時間が数時間に感じられるのも事実です。