★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

大誘拐 RAINBOW-KIDS

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朝晩だいぶ冷え込んでインフルエンザの警戒などとTVのニュースで
報じていましたが、それでも日中は温かく今日はトレーナーでしたよ。
そんな支度でもスコップで穴掘りなどすれば汗がすごい。
体裁でも気にしなければヒートテック一枚でも出来たでしょうね。

乳酸が出まくった後に昼飯など食べるとさすがに昼寝モードかと
思ったのですが、意外と大丈夫そうで昼過ぎに一本見られました。
1991年の「大誘拐 RAINBOW-KIDS」です。
大誘拐ってだけだと刑事の生き様をかけたような映画を連想しますね。

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ただし、その後に続くRAINBOW-KIDSと言うのが少々気になる。
大誘拐の緊迫感を和らげてしまうかの響きをなぜか感じてしまいます。
原作は1978年に発表した天藤真による推理小説でタイトルは大誘拐
第32回日本推理作家協会賞を受賞した作品であります。


3人組の若者に誘拐された小柄な老婆が、その若者たちや国家権力、
マスコミを手玉に取り事件に関わる人々を翻弄するコメディ仕立ての映画。
ただし、完全にコメディではないので明と暗と言ったところですかね。
全体的にはマンガのような話で緊張感無くして気楽に見れる。

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しかし、その反面、事件を追いかける刑事側に真面目さがあって
そのコントラストが面白い。出てくる俳優もお笑いとかじゃない。
緒形拳竜雷太等、刑事役のキャストは本格派をそろえていますし、
筋書きなんかも出来は良いと思いましたよ。

だからこそ、見終わると妙に残念な気分になってしまう。いっそのこと
大真面目の刑事ものとして作ってくれたら一級サスペンスとして名を
残したんじゃないかともつい思ってしまう。RAINBOW-KIDSとは言え、
主演はやはり柳川とし子役の北林谷栄でしょうね。