人間魚雷回天
見易いと言う理由で以前からパソコンのモニターに表示されるの文字は
最大に変更しております。ブログを投稿する際にも文字のサイズ変更は
出来るのですが、特にそこには手を加えていません。その理由は単純で、
書いた文と投稿後に表示される文字の大きさがまったく同じだからです。
しかし、これがスマホとなるとこのビシッと四行が揃いませんし、タブレット
とかでも設定によっては逆に文字が小さくて右端がだいぶ余ってしまう。
おそらくパソコンでも設定いかんでは、字が小さくて見辛いなんて方も
おられるかもしれませんね。気になるようでしたら一度最大をお試しあれ。
今日から10月に入りました。気が付けば今年もあと3ヶ月。早いですね。
神無月一発目は邦画で、前回に続いての人間魚雷の作品となります。
その名もズバリ「人間魚雷回天」です。明確なタイトルから内容までもが
うかがい知れそうですが、映画は1955年と古くモノクロ映像になります。
とは言え、この白黒が臨場感をアップさせます。前回の出口のない海は
綺麗がゆえに雰囲気の低下は免れませんでしたが、こちらはたっぷり。
特撮シーンではさすがに辛いものがありますけどね。製作は新東宝。
画面も音声もノイジーでそれがまた古い映画を見てる気分を盛り上げる。
テーマがテーマですし、時代も古いので笑えるような要素は一つもなく、
常に重い空気が漂います。悲壮感などと言う言葉ですら軽い表現で
適切な言葉が見当たらない程です。そんな中でふと思ったのは、前回の
出口のない海はこれのリメイクだったんじゃないかと。似てる気がします。
回天を描けば自ずと作風は似通って当然なのかもしれませんけどね。
出演は岡田英次、宇津井健、木村功と当たり前ですが、みなさん若い。
聞き辛いところもありますが、セリフ一つとってもずしりとした重みがある。
感動の名作と言う部類には入りませんけど、見ておく価値は大でしょう。