黄金の七人
2017年になり映画ブログもようやく始動です。御訪問者の皆様、本年も
宜しくお願いします。突然ですが、大晦日の紅白は、しばらく見ない時期がありました。視聴率の低下が騒がれたのも恐らくその頃だったでしょうか。他局を見たり見なかったりで新年を迎えましたが、何かが物足りない感じ。
それでいつの頃からかまた見始めて、最近はずっと見ている。司会者が
云々などいろいろありますが、やはり大晦日の雰囲気を感じられるのは
あの番組が一番なのかもしれません。それはちょうど映画にも似ていて、
さながら紅白が本編で、直後に始まるゆく年が、エンドロールでしょうか。
新年一発目となる映画は、御訪問者の皆様の金運アップをお祈りしまして
1965年のイタリア映画「黄金の七人」であります。実はタイトルからして
年明け早々に相応しいだろうと暮れの段階でこれに決めていたのですが、
こちらの作品は二回目となります。ただ、かなり昔なので記憶はほぼゼロ。
おぼろげに残っているのは、ワクワクしてとにかく面白かったと言う印象。
タイトルをずっと忘れなかったのはそのせいなんでしょうね。ルパン三世に
影響を与えたと言われる本作品は、一度見れば明らか。ほとんどの人が
ルパン三世を思い浮かべるのではないかと言うサスペンス・コメディです。
軽快なメロディと共に始まる映画は、1972年に放送が開始された水曜
ロードショーの第一回放送作品で、峰不二子ばりのセクシーなジョルジャを
演じるのはロッサナ・ポデスタ。当時の画面からはかなりのインパクトを
与えたのではないかと推測されるところですが、残りの6人の個性は薄い。
それと時代が65年なので、あの頃では夢のような先進技術も今見れば、ただの古い小道具でしかなく、月日の流れをつい感じてしまったりもする。
とは言え、ストーリーには無駄な部分も無いためテンポよく見られますね。
コメディらしい落ちと次への期待感。懐かしく、そして新鮮に楽しめました。