★気ままに自宅で映画観賞★

  映画感想+ちょっとした一言=気の向くままに綴っております。

天空の蜂

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西日本は強い冬型の気圧配置の影響で、鳥取、島根では平年の10倍
以上の積雪を記録。鳥取に関しては32年振りとなる90cm越えに達し、
車の立ち往生や列車が20時間以上足止めされるなど、様々な被害が
報告されています。こうなると本当に温暖化なのかとさえ疑問も抱かせる。

例年並みと言うのが理想でしょうが、そうもいかないのが今回の積雪を
始めとした自然の猛威。突然襲い掛かる地震もそうでしょう。それに伴って
起こる津波も未だ記憶から消え去ることは無い。これらを蜂の一刺しと
言うならばあまりに被害は甚大ですが、自然を前に安全は無い事も事実。

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土曜の夜に見たのは、床屋の奥さんに紹介された映画「天空の蜂」です。
東野圭吾による長編クライシスサスペンスを映画化したもので、公開は
2015年。講談社から発刊されたのが1995年。つまりは20年以上前に
書き下ろされた作品で、その内容から映画化は無理だと言われたらしい。

最新鋭の軍用大型ヘリを手に入れたテロリストが、日本全国の原発
停止を求め稼働中の原発上空でホバリングさせるテロ事件が発生する。
と言ったかなり邦画では奇抜な内容で、出だし早々から掴みは悪くない。
反面、社会派サスペンスの緊張感に子役の演技が少々水を差しますね。

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それと軍用ヘリのシーンでしょうか。一時期の特撮から見れば飛躍的な
映像には違いありませんが、リアリティと言う点では洋画が見せる迫力が
今一歩出せていないでしょうか。しかしながら、それらを帳消しにするのが
この映画の神髄である原発批判とも言える脚本で、見応え度は十分です。

主演は江口洋介で巨大ヘリビッグBの設計者を熱演。ただし、彼の場合、
主演でありながら何かが物足りない感じ。逆にねらわれた原発の設計者の
役を演じる本木雅弘の方が不思議な魅力を放ってる。この作品の中での
存在感は圧倒的で引き込まれます。限り無くワンダフル級の一本ですね。