★気ままに自宅で映画観賞★

     気ままに見た映画の感想+αを綴っております。

張込み

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ブログの文字数を統一し出してしばらくが経ちます。その文字数は400字
原稿用紙で二枚程度。句読点も含めて概ね800字といったところでしょう。
掌編小説が同原稿用紙で4枚程度と言われていますから、約その半分。
手のひらサイズが掌編ってことなので、子供の掌くらいの量となりますね。

掌編小説といえば、ブログを始める以前に、地元紙のとあるコーナーに
何度か投稿して楽しんでたことがあります。掲載されたのは二回程度で、
大半は鳴かず飛ばずのボツでしたが、ちょっとした評をいたたけることや、
その小説をイメージしたイラストも描いてもらえる。いい記念になりますね。

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所詮は素人の遊びレベルでして、今回の作品を書いたプロとは雲泥の差。
それが松本清張であり、その短編小説を映画化したものが「張込み」です。
1958年公開のこの作品は、数度に渡ってテレビドラマ化もされたようで、
アメリカの映画の張り込みは、この映画のパロディと言われてるらしい。

警視庁の柚木刑事は、目黒で起きた強盗殺人事件の主犯の石井を追い、
石井の昔の恋人だった横川さだ子が嫁いだ九州に下岡刑事と向かう。
そして、横川家の目と鼻の先にある旅館で張り込みを開始する。以前、
紹介した霧の旗もそうでしたが、とにかく九州と東京との距離を感じます。

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新幹線も冷房も無い時代。乗り継いで乗り継いで、汗だくになって、ようやく
椅子に腰を下ろせるようになる。この移動のシーンだけでも当時の日本の
広さが伝わって来るようです。映像はモノクロですが、年代の割には意外と
見易く、音声もノイジーなところはありません。夏の暑さもよく出ています。

柚木刑事を演じるのは大木実。原作では張り込みを行うのは柚木一人と
なっているようですが、映画ではベテラン刑事の下岡も登場させている。
その下岡を宮口精二が演じる。確かに刑事は一人よりも二人の方が絵に
なりますね。犯人を追う執念、そこから来る焦りなど良く表現されています。