パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
3面マルチ上映システム、ScreenXが国内のシネマに初導入されたことで、今後は主要都市を中心に広がりを見せていくのだろうと推測されますが、
ただでさえ劇場に足が遠くなっている上、流行ものにも敏感では無いので、
仮に地方に導入されたからと言って、見に行くかどうかは今のところ不明。
ただ、話のタネに一度くらいは特別料金を払って体験しておいても良いか、
とは思ってます。参考までにアクアシティお台場では通常料金に700円を
追加で支払うようです。言うなればアトラクションの追加オプションって所。
臨場感はあったけど結局映画は一面なんて結論にも達しそうですけどね。
そのScreenXで公開されて話題となっているのが昨夜見た映画の最新作。
実のところ、ちょっと食いつきが悪いのか、このシリーズは何も見ていない。さすがに名前こそは知ってますけどね。新作も出たので一度見ておくのも
良いかと「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を選びました。
シリーズ第一作目となる2003年の冒険映画で、主演はジョニー・デップ。
タイトルからして一目瞭然。作品は絶対に当たらないとされる海賊の話で、
俳優からも演技力の問われない子供向け海賊映画は敬遠されてたとか。
とは言え、蓋を開ければ全米を初め大ヒットを記録した作品になった模様。
ところが、実際にその目で見ると、普通の冒険映画で終始してしまう感じ。
ジョニー好きの方には申し訳ないのですが、ジョニーの立ち位置が何とも
微妙で、濃いめのメイクもあってか、今一つ気持ちが表情から伝わらない。
徹底した悪でもなく、ヒーローでもない。作品の中での存在感が薄いです。
むしろウィル・タナーを演じたオーランド・ブルームの方が純粋にヒーロー。
さらにはエリザベスのキーラ・ナイトレイの方が主演に近い存在感がある。
ちなみにジョニーの声優は平田広明で、マット・デイモンやチャップリンの
吹き替えも担当してる。143分と長い割に抑揚が少なかったでしょうかね。