★気ままに自宅で映画観賞★

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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世紀

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ニューヨーク生まれ。カーネギーメロン大で美術を学び、ゾンビ映画の父と
言われたジョージ・ロメロ監督が今月16日に亡くなりました。77歳でした。
ロメロがいなければ、ゾンビ映画のジャンルは無かったとも言われていて、
今や死んだ人間が生き返ると言うゾンビ映画はこの世に定着しています。

世界初のゾンビ映画は80年以上前にあるようですが、ゆっくり歩いて人を
喰う、感染する等、一般に思い浮かぶゾンビ像を作ったのはロメロである。その映画で真っ先に浮かぶのは、私の場合やはりゾンビです。1979年に
公開になった作品は衝撃的で、今でも頭の中に鮮明に焼き付いてますね。

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そんなロメロ氏の記念碑的な作品が、ゾンビの前作となる1968年公開の
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド。ただし、次作のゾンビが凄すぎるあまり、
この映画の存在はかなり薄かったのも事実。ロメロ=ゾンビでしたからね。
そこで一つ見ておこうかと思ったものの、吹き替えが無いと言うので保留。

仕方なく手にしたのは、その映画のリメイクとなる1990年公開の「ナイト・オブ・リビング・ザ・デッド 死霊創世紀」であります。半日仕事の午後よりも夜中の方が雰囲気が出るだろうと深夜に視聴しました。原典の脚本こそ
ロメロが脚色してますが、正直、地方のTVの午後に放送する映画ですね。

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リメイクながらロメロの歴史的作品を踏襲した映画とはどんなものなのか、そう期待して見始めたのですが、いきなりナンセンスな会話でテンションも下がります。そして、早々に登場するゾンビ。一言で子供騙しな感じです。
ロケ地も一か所で予算もあまりない。そんな印象が作品全体から伝わる。

登場する女性の叫びもこうなると耳障りで、男性同士の口論も怖さよりも
苛立ちを助長させます。オリジナルよりも強い女性へと変貌するバーバラ。
それを演じるのはバトリシア・トールマンで声は土井美加が担当。ロメロの
オリジナルも吹き替えがあるようなので、機会があったら是非見てみたい。