★気ままに自宅で映画観賞★

     気ままに見た映画の感想+αを綴っております。

タンポポ

ひと月に見た映画の中から一本を選び出す。本年度の企画、My Academy Awards。八月のエントリー作品は以下の通り。邦画は白文字です。

麻雀放浪記
●ジョンウィック
●地下鉄に乗って
メカニック:ワールドミッション
座頭市
●ゴッドファザー PART3
●スローなブギにしてくれ
トゥルーライズ
半落ち
●007 スカイフォール
七人の侍
●007 ダイ・アナザー・デイ
●南へ走れ、海の道を!
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
タンポポ

以上の15本。そしてこの中から選んだMy Academy Awardsは

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タンポポ


今月はお気に入りを含め、もう一度見直そうとチェックしていた映画を邦画、洋画と交互に視聴。その為新作はゼロと言う珍しい月になった。このエントリーで行けば通常「七人の侍」が筆頭に上がるところで、確かに荒野の七人と比較して初めて見た時よりも段違いで楽しむことが出来たし、ブルーレイで見るのも良いのではと思い始めているが、個人的には1985年の伊丹十三監督作品の「タンポポ」を押したい。この映画を初めてみた時のインパクトは今尚強烈でいったい何本の映画を見たのかと錯覚させるかの展開は飽きるどころか脳を刺激しまくる。恐らく二桁は見ていると思うが見るほどにラーメンの味が増していく感覚はお見事という他は無い。渡辺謙の演技ですらハナタレに見えてしまうのは今では逆に新鮮で、エロティックなシーンも伊丹らしさがあって良い。当初はウェスタンとも感じることはなかったが、笑いもあるしホロリとさせられるところもある。悪戦苦闘して最後は心地よいほどの清々しさがある。さながらウェスタンであればシェーンだ。見た回数でこれと同等なのは「麻雀放浪記」そして「地下鉄に乗って」だろうか。したがって今月のMy Academy Awardsはどれにしようか正直迷った。お気に入りの選抜のようなラインナップなのだから無理もなかろう。「麻雀放浪記」のドサ健のカッコ良さと出目徳の渋さ、とにかくキャラが際立っているし、勝負の緊張感がモノクロの画面から伝わって来る。原作を読んだ中での映画は「地下鉄に乗って」だけで相当前の話になってしまうのだが、こちらの場合は映画の方が正直楽しめると個人的には思っている。こういったタイムスリップものはこの映画に限らず面白いと思う。こんな体験がしてみたい。そんな願望も少なからずどこかにあるのかもしれない。「七人の侍」も良かったのだが、時代劇では勝新太郎最後の「座頭市」も好きな作品の一つだ。どん臭さに反比例する鮮やかな殺陣。そして樋口加南子のしっとりとした色気。特に絡みのシーンの裸体と声は実に官能的だ。初めて見てあまり響かなかった「半落ち」は久しぶりに見たらけっこう楽しむことが出来た。これも時間の経過ゆえなのだろう。「スローなブギにしてくれ」もある意味同様だろう。この映画は数回見ているが、見るほどに味わいや意味の伝わりが増していく気がする。長く楽しめる映画であることは間違いない。洋画では1,2、ほどではないにしても「ゴッドファーザー PART3」も悪くは無かったし、むしろ見ていて感じたのはこれを含めて一本とも思える大作だと言うことである。007は、お気に入りのシリーズでもあるのだが、今回は久々に見直そうと上の二本をチョイス。男優は違うがそれぞれに良さがあって良い。もう一作、ダニエル・クレイグが担当するとの話もあるので楽しみだ。

以上、My Academy Awardsでした。