★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。吹き替え派ですが字幕も稀に。

          

 

公開は2025年。原作は筒井康隆の同名小説で、本作は全編モノクロ撮影されています。見始めた時はてっきり古い映画なのかと思いましたが、それにしてはフィルターでも通したかのように映像がクリアですし、キッチンの蛇口の形状などに新しさがある。さらに炊飯器や洗濯機、PCとだんだん時代が浮かび上がって来ます。それでも建物や日常などは昭和の雰囲気満載ですから妙な新鮮さを映像から感じるのではないでしょうか。物語はそれこそが日常で淡々と進んで行き、飽きてしまいそうなんですが、不思議な魅力とでもいうのか、ついつい見入ってしまうんですよ。主演の長塚京三がさすがというのか良い存在感で見るものを惹きつけます。タイトルをどうに取るのか。これがやや難解な部分でもあり、物語の展開によって首を傾げたくもなりますが、正直見る人に委ねという感じなんでしょうかね。分かったような、わからないような、そんな一作でした。

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ザ・ラストハウス

          

 

まさにジャンル通りのSFスリラー。それでもふと思ったのは防犯にはうってつけ。なんせドアも窓も開かないんですから。ただし、家の中に居るものにはたまったもんじゃない。同様に開かないんですから外へも出られない。つまりは学校や仕事、買い出しにも行けないんですよ。その理由は不可解。こういう謎がSFってもんで、有り得ないなんてツッコミはご法度。一方でこれは震災にも通じます。とりあえず電気や水があるのは良いですが、家族四人ですから食事が困る。多少の貯えはあると言っても、さすがに一ヶ月、二ヶ月と経過すれば底をつきます。さてどうするのか。ちなみにご近所さんも同様で助けに来る人は誰もいない。やがて電気も水道も止まる。それでも三ヶ月くらいで脱出かと思いきや、年という月日が経過する。もう普通の人間ならおかしくなるし、生き延びられません。2026年の本作には家族、そして生きる術など教えもありましたね。

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夜勤事件

          

 

原作はホラーゲームでそれを実写化したのが2026年公開の本作。メガホンをとったのは「きさらぎ駅」の永江二郎。83分とサラッと見られる時間ですが、内容はなかなかのホラーに仕上がっていて暑い夏にお勧めしたくなります。臨場感というのか、そういうのが伝わって来て、時に鳥肌がゾワゾワッとたちます。非現実的にも思え、一方ではコンビニという舞台も合わさってリアルにも感じられる。それにしても誰もいない深夜のコンビニはこうしてみると不気味ですね。おまけにそこで働いているのが若い女性。いくら時給が良いとはいえ、とてもじゃないけど働けません。せめて国道沿いとかなら良いんでしょうけど、場所が寂しすぎますね。一話形式で見せていくのもダラダラ続けるよりも逆に次は何が起こるのかという楽しみと恐怖を与えてくれ、インターバルの間の時計が良い効果音として耳に残ります。こんなゲームをやったら夜寝られなくなりそう。

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パリタクシー

          

 

オリジナルの出来はどんなものなのか。リメイクとの比較を楽しみながら見ました。フランスでの公開は2022年。日本はその翌年。言語は当然フランス語でボンジュール、ダーバン、ピエールカルダンとなりますが、吹替があったので画面に集中してフランスの街並みをじっくり眺められました。タクシーもルノー。加えて老婦人の名前もリーヌ・ルノーで映画内ではマドレーヌです。オリジナルは91分。リメイクは103分ということで、オリジナルよりもドライバーの家族模様が掴みやすくなっていますね。筋書きは抑えつつ多少の変更と新たな話を付け加える。いうなれば後発ならではの強みでしょう。それにしてもと思うのは、例のシーンです。オリジナルもリメイクもゾッとさせられます。どちらか一方を選べと言われたら。これは究極の選択でしょう。最後のポンドの字幕が出ますが、いったいいくらなのか、ピンと来ないのが残念なところですね。

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TOKYOタクシー

          

 

松竹創業130周年記念作品である本作は2022年のフランス映画「パリタクシー」をリメイクしたもので、舞台を東京に替えたことや、山田洋次監督ということもあって人情味あふれる一作に仕上がっています。メインは道中や車内での会話。2025年公開だけに映像はクリアでまるで一緒にドライブしているような錯覚に陥ります。東京観光です。仕事に追われるタクシードライバーを演じるのは木村拓哉。そして、そのお客さんとして同乗するのが倍賞千恵子。この二人の会話劇が何とも言えない味わいがありますね。だからついつい時間を忘れて見入ってしまう。昔話も強烈です。まさに人生いろいろ。男もいろいろです。数十年という月日は街の姿も変えるし、当然のことながら人間の姿や考え方も変える。そこに人生の中での不思議な縁というものが存在していて、それを数時間のドライブの中で上手く表現している。素敵でそれでいて切ないドライブでした。

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ペリリュー - 楽園のゲルニカ -

          

 

原作は武田一義による漫画とのことですが、この島の名は無知なもので存じておりませんでしたね。ここに限らず戦争が終わったこともわからずにいた兵士は多かったようですね。そりゃそうだ。連絡も来ないんですから。今ならばネットで検索するとか、でも一方でフェイクニュースだと上官に言われたり、ならばチョットBBTに訊いてみようと茂みの陰でコッソリ相談したりするでしょうか。するとお住まいの市町村窓口に問い合わせるのが良いでしょう。などという回答が来るかもしれませんが。アニメということで実写の生々しさはありません。ただし描いているのは紛れもない戦争で内容そのものは決して軽いものではありません。それでもどこかユーモラスな三頭身のキャラが戦争の重さを和らげてくれます。そして時にハッとするような情景がひと時の安らぎを与えてもくれるでしょうか。まさに楽園と言った感じです。リアルは苦手という方に是非。

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キャノンボール

          

 

もう40年も経つんですね。それを感じさせるのは映像の粗さでもあるでしょうか。公開は1981年。オープニングのカウンタックが本作を象徴するようなシーンとなっていて、この辺りは何度見ても痛快でワクワクさせてくれますね。一言で言えばカーアクションというよりもお祭り映画で、豪華なキャストが売りでもあります。ただし、時代が時代ですからご存命の方も少なく、それだけでも見る価値はあるのではないでしょうか。豪華なのは吹替陣も同様。専属の声で当てられているのは良いですね。安心感があります。とは言え、配信で見たのは一部字幕スーパーがありました。それも1分も満たないくらい。TV放送の関係でカットされたんでしょうか。今ならノーカットでしょうけど、当時はだいたい枠に収まってましたね。名だたる俳優陣ってことでシーンは目まぐるしく変化します。それでも忙しない感じでもなく、映画のテンポを小気味よくしてます。

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