
時代は第二次世界大戦末期。お国のためにという思いを胸に若者が次々とその命を投げ出す。いわゆる特攻の一つが2015年の本作で人間爆弾を称される「桜花」の任務遂行を描いていますが、メインは激戦地の沖縄へと向かう8名の心情でしょう。88分という時間の大半をその機内での映像が占めます。そのためスペシャルドラマといった方が適切かもしれませんね。敵機の映像はほぼ一瞬で戦闘シーンなどもあるにはありますが、どうしても低予算という三文字は拭えない。もっとも訴えたいのは隊員たちの思いですから、戦闘シーンなどは単なる脇役に過ぎないのでしょう。沖縄に向かう機内での搭乗員たちの葛藤。遊覧飛行とかじゃなく戦争の状況下ですからね。むしろまともにいられる方が異常ではないでしょうか。撃墜されるという恐怖。「桜花」での出撃を命じられた17歳の少年の苦悩。様々な苦難と戦いながらようやく敵の船団を発見し命令が出る。
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