★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

邦画

いつかギラギラする日

公開は1992年。深作欣二によるアクション映画です。萩原健一らの三人組は銀行強盗などで荒稼ぎをするギャング。ギャングというのがまた時代でしょうかね。映像も同時に時代を感じさせますが、大昔のモノクロ映画でもないので問題なく見ることは出来ます。そ…

真夏のオリオン

潜水艦映画にハズレ無し。2009年の本作もこのフレーズに加えて差し支えないだろう。原作は池上司の小説、「雷撃震度一九・五」で太平洋戦争の末期を描いている。凝った海外の映像と比較すると戦闘シーンなどはややチープな印象もあるが、同潜水艦映画である…

鉄道員

記憶が正しければ今回で三回目。久しぶりのポッポヤです。家族が新規契約したHuluで見ました。言わずと知れた浅田次郎の小説が原作ですが、本の題名はこれであっても実は短編集なんですよね。だから本作の話も割と短い。もちろんそれはそれで面白いのですが…

最後まで行く

ドキドキハラハラが最後まで続いて下手なホラーよりもよっぽどスリリングなクライムサスペンスです。オリジナルは韓国映画でつまりはリメイクなんですが、日本でやる前に中国、そしてフランスでもリメイクされているんだとか。確かに映画を見れば頷ける話か…

PLAN75

高齢化社会が進んで行ってこの先、どうなっていくんだろうって予感させるかの映画でしたね。自らの安楽死を認める法案。もしかしたら本当に出来るんじゃないかって考えてしまいました。主演は幼少期「のど自慢」荒らしと知られた倍賞千恵子。さくらも今やこ…

外道

タイトルと主演がピッタリマッチしている気がします。白竜は存在感がありますね。映画は1998年で映像は時代を感じさせてやや粗いです。監督はロマンポルノをやっていたというだけあってそれらしいシーンが登場。だから18+指定になっています。一瞬、そっち…

ロストケア

救ったんです。介護職員を演じた松山ケンイチの言葉は心にずしっと響きましたね。正当性があるとは言えませんが、それをも否定させてしまうかの説得力を伴って見ている側に訴えかけて来ます。家族に迷惑を掛けず自分のことは自分でやる。そんな元気な親を持…

太平洋ひとりぼっち

オープンカーから颯爽と飛び降り台詞少なめの渋い印象のある裕次郎だが、本作は1963年公開とあってとにかく若々しいの一言に尽きる。原作は堀江謙一の手記で映画公開の前年に三ヶ月かけて太平洋を単独無寄港横断に成功。従って実話を基にした作品ということ…

文学賞殺人事件 大いなる助走

筒井康隆の小説が原作です。公開は1989年。なんとSF作家としてその筒井康隆ご本人も登場しています。台詞棒読みかと思われましたが、下手な役者よりは全然マシです。映像はやや粗いですが、これも時代を感じさせて良い。主演は佐藤浩市。見た瞬間、若いな~…

インシテミル 七日間のデス・ゲーム

米澤穂信の小説が原作だってことだけど、こういう日本じゃ有り得ないような話は本で読んだ方が面白いんだろうなって見ながら思ったよ。あるいは海外で造ったらって感じだな。ハリウッドあたりでリメイクしてね~かな。時給約11万ってのは掴みとしてはいいけ…

水のないプール

ハイ!またお会いしました。今日は1982年公開の映画です。タイトルが良いですね~。いろいろ想像させます。ハイ!でも特に暑い時期は水があったほうが視覚的にも良いでしょうか。お風呂に水がない場合は、ハイ、入れ忘れかとお父さんが怒られそうです。ただ…

儀式

ATGが創立100周年記念で創造社と提携して作ったって話だけど、そもそもこのATGってなんだってことだよな。広瀬すずのCMで見たような気もするけど、あれじゃねぇんだな。日本アート・シアター・ギルドだってよ。聞いたことあるような、ねぇようなってところか…

ある男

原作は平野啓一郎による小説。第70回読売文学賞受賞で妻夫木聡主演で実写化された。2022年に公開された本作の上映時間は約二時間だが、主演の妻夫木がなかなか顔を見せず、登場はジャケットで見た顔は勘違いだったのかと思い始めた頃である。そこで物語の展…

北野作品はほとんど見ています。原作は北野武の小説で彼自身の脚本・編集・監督・主演というのが2023年に公開になった本作。一時期TVなどでも取り上げられていましたが、ようやく見ることが出来ました。時間は131分と長丁場。時代劇は嫌いではないものの、実…

死刑にいたる病

櫛木理宇の長編サスペンス小説を映画化したものだが、まずこのタイトルが興味を引く。どんな病なのかと。映画は二時間越えで全編に重苦しい雰囲気を漂わせる。連続殺人鬼の残虐なシーンもあるため当然R指定が付く。PG12指定である。これが生々しく目を覆いた…

ゴジラ

ゴジラ誕生30周年記念映画ということでモノクロの第一作目から30年目。公開は1984年です。得体の知れない怪獣から徐々に悪い怪獣をやっつけるアイドルのような存在になったゴジラですが、ここでは原点回帰とばかりに悪と化す。目つきがもうほぼ三白眼で睨み…

千夜、一夜

ただ忙しないだけの映画だとロープを腰に巻かれてバイクでグイグイ引っ張っぱられて行くような感じでさ、見終わったら疲れただけなんて感想を抱くのもあるけど、逆に抑揚もほとんどなくて淡々とただ時間だけが過ぎて行って残ったのは味気なさなんてのも実際…

春画先生

タイトルがユニークと言うのか、簡潔ながらいろいろ想像させてくれます。春画というのはもちろん存じていて見たこともありますが、映画の中でもしっかりそれがオープンになっています。女性の場合、厭らしいと顔を両手で覆って、僅かに開いた指の間から見る…

生きとし生けるもの

ついこの間のGWに放送になったとのこと。てっきり映画だと思っていたらテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャルなんだとか。ディレクターズカット版なんてあれば映画だと思うし、その内容からすれば一遍の映画を見たという実感があります。それも下手…

プラチナデータ

ハイ!またお会いしました。今日はあの東野圭吾原作の映画です。てっきり初見と思ってましたら、ハイ、2020年に見てたんですね。それだけでも驚きなのにDVDも家にありました。これもいろんな映画を見ているからでしょうか。日本酒にビール、ハイボールに焼酎…

シティーハンター

2024年公開の本作はご存じの通り、北条司の漫画が原作、そして日本初の実写でもあります。先に香港、韓国、フランスで実写化されていて、その映像からは後発だけに負けられないという意気込みが感じ取れます。邦画らしからぬ作りとでも言いましょうか、話も…

湯道

映画は掴みが大事じゃとつくつく思ったのぉ~。初っ端からこれでグイと引き寄せられたわい。温泉ではなくて町の銭湯というのがええのぉ~。もちろん銭湯を描いた映画ってのはいくつか見てるんじゃが、どういうわけか見てると心が和んで来るから不思議なもん…

ゴジラ-1.0

2023年公開の本作でゴジラシリーズではなんと37作目に当たるのだとか。そして第96回のアカデミー賞では邦画では初となる視覚効果賞を受賞。それだけでも一見する価値は充分にあるのではないだろうか。それにしてもタイトルが斬新というかユニークで当初どの…

パレード

2024年の今年に制作されたドラマ映画は二時間越えという時間でありながら、見ているものを知らず知らずのうちに物語に引き込むことでその時の流れを頭から消し去ってしまう。決して軽い話ではない。ただし、登場する人物のコミュニケーションとも言えるやり…

何者

朝井リョウの原作は一回読んでいるんだけどさ。印象薄と言うのか数日もしないうちにスーッと頭の中から消えちまったのは覚えているよ。それからだいぶ経ってるから今読んだら初めてのように新鮮に味わえるかもしれないな。ただ、記憶から早々に消えるような…

市子

見始めた早々に感じたのは音でしたね。特に室内では通常とは明らかに異なる反響で、台詞を視聴者の耳により届かせる狙いでもあるかのように声が主張してきます。多少の騒がしいシーンもあるにはありますが、大半は気持ちを囁き合うかの弱々しい声ばかりなの…

風の又三郎

公開は1940年ですからもう80年以上前ということになります。近年は高齢化も進んで長寿の方々も元気ですから、当時ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。小説は一度だけ読んだことがあります。独特の世界観と言いますか、現代の小説ばかり読ん…

すばらしき世界

二時間強って映画なんだけどさ。無駄な時間がないっていうか引き込まれたな~。ムショを出た男の生きづらさや生き様が訴えかけて来るんだよな~。特筆すべきはやっぱり役所広司だろうな~。上手いなんて思うのは見終わって少し経ってからだよ。始まった早々…

ケイコ 目を澄ませて

プロボクサーである小笠原恵子の自伝が原案となっている本作は約100分の上映時間で公開は2022年。女性のボクシングというと「百円の恋」を思い浮かべる方もおられるだろうが、恋心からダイエット、そして時折笑いを交えながら成長していく等々の宛ら映画らし…

シン・仮面ライダー

これでようやくシンのシリーズは見終わった感じじゃろうか。さすがにシン・タイガージェットなんてのは出てこんじゃろうが、サーベル持って暴れるなんてのもちょっとばかし見てみたい気もするのぉ~。スナックは要らんからカードを売ってくれとお願いしたこ…