★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムで小説や歌詞も書いてます。

呪怨

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ジャパニーズホラーをさらに探るべく、俺はもう一歩足を踏み入れることにした。どこにでもあるかのような一戸建ての住まい。玄関にカギは掛かっていない。扉を開けるとあらゆるものが散乱していて、大げさに言えば俺の四畳半一間といい勝負。恐怖というよりもなぜか親近感が湧く。怪我でもしたらと俺は靴のまま上がり込む。それから人の気配。痴呆が進んだ老婆。さらには二階から物音。ならばと二階へ続く階段を上がる。フロアに俺の革靴の音が響く。音の先はどうやら押入れの中からだと、目張りされたテープを剝がしていく。だが、同時に嫌な予感も過る。もし、これが俺の部屋だったら、押し込んだ布団と人に見せられない雑誌の山が雪崩のように落ちて来て、下手をすればそこで俺の一生が絶たれる。なるほどそれでこのタイトルに繋がるわけかと、覚悟を決め襖を開く。目にしたのは一匹の黒猫。そして、今後の話に極めて重要な男の子だ。