★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

バッドランド・ハンターズ

          

 

公開が2024年。視聴しながら立ち上る湯気が一緒に見えるかのホヤホヤ映画です。主演はお気に入り俳優の一人でもある、マ・ドンソク。コメディなども熟す彼ですが、やはりこういったパワフルな役がとにかく似合います。声は小山力也でフィット感も抜群。開始早々、有り得ない状況になるのももはや世界を意識して作っている気がしますね。ふと犬でも連れた男がインターセプターで現れるんじゃないかって思ったりもしますが、そんな思いはすぐに消え去ります。世紀末を漂わせながらも絶望という滅入る空気感は適度な笑いで薄められていて割とリラックスして見続けることが出来る。一言で単純明快。もちろん韓国らしく家族愛も必須とばかりにしっかり盛り込んであります。強い男が人のために縦横無尽に暴れ回る。これだけで十分ではないでしょうか。あれこれ考えず二時間弱という時間を堪能する。女性兵士の格闘アクションも見どころですかね。

 

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流れ星が消えないうちに

          

 

つい先日原作を読了し、映画化されていたことを知り視聴することにした。原作は橋本紡の小説。物語のほとんどが日常を描いていて、水のように喉を通る。悪く言えば味気ないとなるのだが、その理由の一つに抑揚が控えめということもあるのだろう。淡々と進んで行く物語と映像にするとどうなるのか。これが一番の興味を引いたところでもあり、期待した部分でもある。見始めてまず思ったのは、この手の小説は映像化した方が理解しやすいということ。視覚と聴覚とで情報を得られるため、脳の中で描こうとしている苦悩が時間を追うごとに鮮明になっていく。映画によっては作風をガラッと変えることも珍しくはないが、本作に関してはほぼほぼ原作に忠実な仕上がりになっているような気がした。公開は2015年。個人的には父親役の小市慢太郎がいい味を出していて、その表情についつい見入ってしまった。中心的な若い男性二人の影を薄めるほどだ。

 

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アウトフィット

          

 

舞台は1950年の冬のシカゴで外は雪が降っています。と言っても主人公が営む店の外観が時折見える程度で、それ以外はすべてはその店内。そこで二時間弱が経過していくんですが、これが見せ方の妙と言うのか、まったく時間を感じさせないんですよ。店はいわゆるテーラー。イギリス人の裁断師がスーツを作りながらノウハウを語っていくところから物語は始まります。吊るしのスーツしか買ったことのない私などは憧れると同時にその手先に見入ってしまいます。もちろんお客にもいろいろいて、その地域のギャングもお得意様だったりもします。そしてそのギャングからの突然の依頼から話はスリラーの様相へと変わっていく。主人公のオジサンは見るからに生真面目で不器用そうなんですよね。しかし、さすがに主人公ですからちゃんと存在感がある。ただならぬ緊張感が店内だけの映像に絶えず漂っていて、最後の最後まで時間を忘れて見てました。

 

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シン・ウルトラマン

          

 

さすがに云十年も経ったんだなと画面を見て思ったわい。なんでもシンなんてのが巷では流行ったらしいがの。ワシなどはついインドの猛虎とか新しいところじゃと南斗聖拳の使い手を思い出すがの。いずれにしても子供の時にこんなのを見たらさぞかしぶっ飛んだことじゃろう。すべてシンかというとそうでもないところがまた憎いんじゃ。当時を思い出させるシーンもちゃんと盛り込んであって、このあたり往年のファンも大事にしてるって思ったわい。胸の辺りの飾り物がないのには驚かされたが、背中のファスナーがないところも含めてシンってことなんじゃろう。それにしても大盤振る舞いじゃった。これでもかと怪獣が出て来る。もっとも怪獣よりも巨大化した長澤まさみの方が驚いたがの。真上を歩いていく時なんかはついつい見上げて脈拍が上がったもんじゃ。婆さんの視線を感じて慌ててお茶を飲んだがの。2022年の映画はまさにシンだったの。

 

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レオン

          

 

原作は漫画らしいです。つまりはその実写化。タイトルだけを見ると洋画の名作を連想させますが、こちらの場合、男女が入れ替わるという話で緊張感は一切ないコメディとなっております。時間も約100分と短め。しかし、それがまたちょうどよく、肩を震わせ声を出して笑えるリラックスタイムを満喫できます。くだらないと思いつつもお勧めしたくなる一本であることは確か。入れ替わるのは韓国出身のカン・ジョン。日本での芸名は知英でアイドルグループのKARAのメンバー。ちなみにこれが彼女の劇場公開映画初主演となるとか。抜群のスタイルを武器に蟹股で歩く、そして食事の後に楊枝でシーシーと、まるで別人のごとく見せてくれます。対する男の方は竹中直人。もうこれは水を得た魚状態ですね。それゆえ女性側が心配だったわけですが、むしろ負けてないのが立派。公開は2018年。面白い映画を見られた。そんな満足感が残る映画でしたよ。

 

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ジョン・ウィック : コンセクエンス

          

 

このシリーズはずっと追っかけているんだけど、キアヌの暴れっぷりが痛快よね。今回は銃はもちろんのことヌンチャクまで出るサービスぶり。って言ってもさすがに暴れすぎって感じだからR指定よ。もちろん声は森川さん。うっとりだわ。今回は大阪でも大暴れ。夜のネオンがいかにもって感じで見入っちゃったわ。そこで出るのが真田広之。渋くなったわね。だけどアクションと言えば彼よ。男気を見せてくれたわ。でも声が本人じゃないの。悪くはなかったけど海外の映画で日本人が出ると声が違ったりするのってたまにあるわよね。なんでだろうって思っちゃう。キアヌの存在感も抜群なんだけど、それに迫るか追い越すかの存在を示した人が居るの。盲目の殺し屋を演じた香港の俳優のドニー・イェンよ。もう動きもそうだしカッコいいの。公開になったのは去年の2023年。時間は約170分と長丁場なんだけど、もう二時間を切ってるような感覚ね。

 

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ブルー・ダイヤモンド

          

 

キアヌが主演だって話だし、声優も森川智之だから、どう見せてくれるんだって、そりゃ期待もするよな。日本での公開は2019年って言ってたか。スリラーってくらいなんで緊張感はあるにはあるけどさ。どうにもその緊張感がはっきりしなくてモヤッとするんだよな。そもそも宝石商なのかも曖昧で、取引の相手も誰が誰なんだかよくわかんね~んだよ。そのせいもあってキアヌの存在が薄くてさ。アクションもね~からかもしれね~けど、からんだ女の方がむしろキアヌよりも濃かった気がするな。どこかで見たななんて最後の方はそっちが気になっちゃって仕方がなかったよ。自分で責任を負ったってことで良いんだろうな。そう考えね~とラストは解せね~。ってよりも話そのものが解せね~って俺は思ったね。いっそのこと恋愛話の方が見せ場もあったからそれ一本で攻めた方が鍋の中身もよく煮えたんじゃね~かな。いろんな部分が生煮えって感じだな。

 

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