★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

パラレルワールド・ラブストーリー

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東野圭吾による原作を読んだのは確か二月頃だったと記憶しております。目まぐるしいシーン展開にすっかり翻弄され続けてしまったためか、面白味や凄味を味わうこと無く読了と、とにかく印象薄でしかない本作を映像で見たらどうなのか。正直期待半分ってところですが、借りて来ましたですよ。公開は去年の2019年でまだまだディスクも温かい準新作。主演はキスマイの玉森裕太。と言ってもあまりキスマイを存じておりませんで、名前の響きだとつい人間の証明が頭に浮かんできたりも。ただし、演技自体は悪くない感じですね。そして、どんぎつねが可愛らしかった吉岡里帆。本作ではキツネの耳が無い為かCM比で三割ダウンと言う所でしょうか。それはさておき、場面展開は映像になっても同様でしたが、多少視覚や聴覚で補える分、文字よりはわかりやすく★3つですっ!!と満点がいくつなのかは秘密でも、ミステリアスな雰囲気はよく画面から伝わってきてるし、まとまりもまずまず。映画の方が良かったと思う一つの例ですね。

 

●ちょっとひとこと●
本日から大型連休です。最終日となる昨日のお仕事は、屋根に上っての枝の剪定作業でした。数年前にも同じようなことをしたことがあるんですけどね。屋根からギコギコ。その後は木に移ってギコギコ。とにかく落ちないよう気を付けます。枝数は恐らく200本オーバーでしょうか。自粛で家に居るのもなんですけど、屋根の上に5時間もさすがに飽きて来ますし、日にも焼けました。

コクリコ坂から

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前回は寝ぼけながら見ていたのか、妙に印象に残らなかった2011年公開の本作を久しぶりに引っ張り出してみました。時代は東京オリンピックの前年となる昭和63年と、この頃の生活を懐かしめる方はそこそこ御高齢とお見受けいたしますが、下手な中年層では恐らく新鮮にすら映るはず。特に強烈なのは今と違って学生がとにかく元気が良いってことでしょうかね。この辺りはぼんやりと記憶が残っております。映像に関して言えば、良い仕事してますね~と、思わず口ずさみたくなる背景の描き込み。僅か2~3秒で過ぎ去ってしまうのが惜しい程で、ついポーズボタンを押してじっくり眺めたいくらいです。そこに今風のタッチで描かれる人物がスーッと浮き上がる。ただし違和感は全くなく寧ろ効果的に思えますね。カルチェラタンが少々取っ付き辛くするポイントの一つでしょうが、話そのものは当時のオート三輪の如くゆっくりと浸透して来る感じ。名前を見ればオッとなる吹き替え陣も、目立つことなく溶け込んでいて良い。

 

●ちょっとひとこと●
お風呂の栓の鎖が切れたことはありませんか?我が家は過去に二度ほど切れてます。最近、だいぶ錆が目立って来て、鉄分が摂取できるんじゃないかって思いつつも、そろそろ危ない予感も。そこで本日交換作業を決行。今回は鎖だけではなく栓と、浴槽側の取り付け部も変更。一番手間だったのが、仕様の違う取り付け部ですが、既存と新品を合わせてうまくいきました。

ロボッツ

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以前ならば見るだけで小さい子供向けと判るジャケットを手にすることは無かったでしょうが、大人をも唸らせる作り込みの凄さとヘタな映画よりもドラマ性を持つフォックスのアニメで何度もやられてからは、すっかりチープな先入観が崩れ去ってしまいましたね。2005年公開の本作を見るのは確か二回目でしょうか。例によって内容は頭のメモリーから削除される寸前で、ぎりぎりで上書きされるような状態。パッと見、メカ好きの男の子が如何にも喰い付きそうな仕様は、どのくらいの時間を要したのかと想像させる凝った映像で、男の子はおろか女の子、いや大人に至っても十分に楽しむことが出来ます。タイトルから一目瞭然。話はロボットの世界を描いていて、スクリュー、コイル、ナット等々、すべてが金属感が満載。そこに今に例えればアナログからデジタルへという時代の流れと、古いものを直して大事に使おうと言った教えが盛り込まれます。主役のロドニーの声は演技では頑張りましょう感のある草彅剛。声ならばgoodです。

 

●ちょっとひとこと●
目覚まし時計がいつからか設定した時間が変わるようになって、誤ってボタンでも押してしまったかと思ってまた変更したんですけどね。しばらくするとまた7時ジャスト。文字欠けも始まってたしと買い替えることにしました。新しいのを買って思ったんですが、小さい割には温度も湿度も出て、だいぶ進化してるんだなと。さすがにこの手の物を修理に出する気にはなりませんよね。

 

リベンジマッチ

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ロッキーのシリーズは何処まで見たのだろうか。リングに上がるスタローンの姿にふとそんなことを考えたりしました。80年代半ばから後半。ロッキーで言えば4の炎の友情辺り。そして、ランボーなら2~3と、作り込んだ肉体を知っている者とすれば、少々寂しくなる身体に月日の流れも感じたりもする。14年に日本公開の時点でスタローンも60代後半ですから、当然と言えば当然でしょう。それは対戦するデ・ニーロも同様。この二人のビッグ・ショーとも言える映画は、一見ただの客寄せ試合を描いただけにも見えなくはないですが、さすがにベテランです。肉体の衰えは演技でカバーだと言わんばかりに、ちゃんと迫力を画面から伝えてくれる。AZM58さんの記事から借りて来たのですが、ボクシング云々よりも年齢を重ねた男同士のやり取りこそが一番の見どころかもしれませんね。ジャンルもスポーツ、コメディとあって、随所に笑える部分が多くて楽しめる。特に言葉だけならR指定に属するネタも最早良いアクセントにも思えます。

 

●ちょっとひとこと●
休日となった本日は床屋に出掛けて来ました。金曜休みになるかもしれないとチラッと噂を聞きつけていたので、事前に予約だけ入れておいたのが役立ったわけですが、床屋さんも3密を避けるため入れるのは一人から二人だそうで、店内に入るなりアルコール消毒。加えてこんな状況なので顔スリは出来ないとのこと。もちろん了承しましたけど、みなさんあれこれ大変ですね。

おもひでぽろぽろ

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スタッフを社員にして作ったジブリ最初の映画の公開は91年。かれこれ30年弱前になるんですね。記憶が正しければ見るのは確か二回目。監督は二年前に亡くなられた高畑勲であります。レトロ感漂わせる題名を持つ本作は北米でも公開されていてそのタイトルは、Only Yesterday。オゥ!ナントモ、オシャレナヒビキガシマスネ。しばらく前なので内容はほとんど忘れてしまってたんですが、物語が始まるや突然何かを想い出す。それが声の違和感です。特に感じるのが27歳の岡島タエ子担当の今井美樹とトシオの柳葉敏郎。フィット感と言いましょうか、映像としっくりこないんですよね。それに対して他の人はどうかと言えば、不思議とマッチしてる。芸能人の話芸をアフレコでは十分生かせなかったと別の手法でやったらしいのですが、プレスコ云々の話だけじゃないように思うのは私だけでしょうか。過去と現在が交錯するストーリー、風景画を見てるかの映像を目にしながら、もし違った声優だったらと好からぬ事も思ってしまった。

 

●ちょっとひとこと●
GW等の長期休みで無い限り、通常自宅ロードショーは週末と決まってるんですが、本作を見たのはなんと木曜の深夜。もちろん体調不良とかの理由ではなく、アウトブレイク、あるいは感染列島とばかりに世界で猛威を振るっている新コロが理由。新発売のコロッケじゃありませんよ。通常出勤の予定だったんですが、突然の金曜休みに。いよいよ影響が出てきたって感じです。

3月のライオン(後編)

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2度の貸出し中を経て、ようやく視聴に相成った本作。その為ちょっと間が空きましたね。前編138分。そして後編が139分とあのタイタニックを余裕で凌ぐ超大作とも言える上映時間が、果たして必要だったのか、やはり一番の関心はそこに尽きるでしょうか。さすがにそれだけの時間を得たことで、事細かい描写も可能となるわけですが、率直に申し上げればスペシャルドラマを2つ見たという印象で、満足度は王どころか銀レベル。これなら3時間で一本にまとめても良かった。とつい思ってしまう。ついでに語り草になるような棋譜があれば良かったのですが、本作は棋譜よりも役者の表情で対局を見せる手法になってるので、息詰まる熱戦を希望する方は、日曜10時半からのNHK杯将棋トーナメントをご覧になった方が寧ろ楽しめるはず。そもそも対局中に対戦棋士の顔を伺ったりするのは、商店街の縁台での話ですよ。とは言え、苦悩する姿や人間模様は十二分に見せてくれます。倉科カナの可愛らしさは金レベルでしたね。

 

●ちょっとひとこと●
毎晩は飲まないのですが、週末になるとちょびっとばかり飲んでおります。冬場になると主に日本酒で、熱燗と言いたいところですが、専ら飲むのは冷。最近ではビンの後片付けが面倒なのでパックのものを買ってます。飲み終わると畳んでポイ。楽なんですけどね。パックなんで美味い!って唸るようなものがあまりなくて・・・。、たまには4合瓶あたりで美味いのを飲みたいな。

シュアリー・サムデイ

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オープニングの松竹のロゴが現れる際に突如聞こえる、ヨッ!松竹!と言う掛け声が耳に新鮮に響く。何やら面白い映画を見せてくれそうな予感が漂って来ます。今から十年前の2010年の作品は家にあったシリーズの最終章。ちなみにこちら小栗旬の初監督作品だそうで、気付かなかったんですが本人もカメオ出演しているらしい。ジャケットからある程度想像できるように、ジャンルそのものは青春ドタバタ劇で、おバカ男子集団揃い踏みの様相はとにかく騒がしい。確かにそれはどこにでも在りそうな青春あるあるの一コマかもしれませんけどね。二時間越えと少々時間も長くなるので、終盤にはシツコサも伴って集中力もダレてきます。ただ、手の込んだストーリーは悪くないと思います。出来る事ならサスペンス風に描いてくれれば、印象深い一本になったのではないかと個人的には思うのですが。おバカ男子5人はそれぞれの顔は判るものの、歳のせいか名前はパッと出ず。笑いも感動もスリリングさもイマイチでしたでしょうか。

 

●ちょっとひとこと●
この間、読み終えたのが宮部みゆきの希望荘。タイトルに寺尾聡の喜望荘が頭に浮かんでしまったりするのですが、話も違えば文字も違うと全く繋がりはありません。私立探偵の杉村三郎が4つの難事件に挑むと言った話で、有名どころの著書なんでしょうが、これが私の読解力のせいなのか進みが悪くてちょいと時間を要しましたね。映画とかにしたら面白そうなんですが。