★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

サイレンス

          

 

原題はHUSH。今回の作品は聴覚、言語障害を持った女性作家の話で、ジャンルはホラーとなります。劇場公開されず配信のみではありますが、佳境に入ってかはほとんど台詞が無く、あるのはただならぬ緊迫感と僅かな音だけ。もっともこの音に関しては彼女には全く聞こえないわけですから、その恐怖は想像をはるかに超えるものでしょう。見ている方が不安でつい助けに行きたくなってしまうほど。実際この局面で行けるのか自信はありませんけどね。それと外国ですから銃は無いのかと何度も思ってしまいました。銃器問題などが騒がれますが、このような状況下に置かれたらまず頼りになるのは銃かもしれない。とは言え、きっと彼女もそんなのは要らないって言うんでしょうけどね。81分と時間的には短いですが、見応え度はかなりのものでとにかくリアルな恐怖を感じ続けます。いったいどうなるんだ。最後の最後までハラハラの連続でしたよ。

 

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サイトレス

          

 

前回の韓国版はないかしらって探していたんだけど、結局見つからなかったので、似たような感じのこれを選んでみたわ。やっぱり盲目の女性が主人公。でも、むこうは事故で、こちらは事件だから気の毒よね。突然見えていたものが見えなくなるって想像も出来ないけど、そのパニックぶりがよく描かれていて、見ている方も辛かったわ。映画そのものは私たちに映像を見せてくれるんだけど、有名バイオリニストだった彼女のイメージも反映されているから不思議な感覚で見ることが出来るの。まさにサイコスリラーって感じね。鳥は何色が良いって介護士に訊かれて、彼女が答えると鳥の色が変わったりするんだもの。ちょっと驚いちゃったけど、その時に感じたの。そうかこれは彼女のイメージなんだって。そこから徐々に掛かっていた靄が消えて行って見えなかった山々や湖が見えてくるって感じだけど、この辺りからは一層怖さが増して行ったわね。

 

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見えない目撃者

          

 

オリジナルは韓国の映画なんだそうです。つまりこれはリメイク。しかし、2019年の本作を見る限り、これがオリジナルであるかのような邦画らしい仕上がりになっています。やや暗いタッチの映像がまた恐怖を助長していて、二時間超えの長さを感じさせないところは立派。主演は吉岡里帆。宝くじを買う寸前のあの陽気さは影を潜め、まるで別人のような雰囲気を映像から漂わせます。作品はR15 指定。もしやひと肌脱ぐのかと思いましたが、残虐なシーンだったようです。どこにも潜んでいる。そんな社会の問題提起を随所に見せていて、他人事のようなのに身近といったストーリーがより怖さを伝えてきます。独特の緊張感も維持され続けていて下手な刑事ドラマなどは足元にも及びません。こうなるとオリジナルの仕上がりも気になるところで、機会でもあればぜひ見てみたいものです。こんな時自分なら何が出来るのかと、問われたような気もします。

 

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ユナイテッド93

          

 

これほど全編にわたって緊張し続ける映画は記憶にないかもしれない。大抵は息を抜く時間というのが存在する。しかしこれは違う。オープニングからラストの瞬間まで身体が絶えず緊張している。それもそのはず、この出来事を知ってるからで生々しさは半端ではない。忘れもしない2001年の同時多発テロ。2006年に公開された本作はハイジャックされ目標に到達できなかった唯一の旅客機を描いていて、搭乗する前からただならぬ空気が伝わってくる。機長を始め機内の乗客の穏やかさとは裏腹に犯行を企てようとする者の漂わせる気配。B級ホラーなど遥かにしのぐ恐怖がそこにはある。事件が勃発した後はハイレベルな緊張と恐怖が維持され続ける。空港関係者、軍、機内とどの場面でのやり取りもリアリティに包まれていて、見ている側の鼓動も進行とともに早くなっていく気がする。衝撃。一言で例えるならこの言葉以外ない。記憶に残る映画だ。

 

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ソウ

          

 

いきなりレッドゾーンって始まり方が、ホラーの怖さを煽るようで良いです。グイッと画面に引っ張られます。これは2004年に公開されたアメリカ映画ですが、意味不明の場面からのスタートとなるので少々頭が混乱します。ただし見ているうちに徐々に分かってくる。従って難解というレベルでもありません。推理ゲーム。それも生き残るためのというドラマ。なぜこの部屋に監禁されているのか。どうやれば脱出できるのか。二人の閉じ込められた男が協力し、罵り合い、騙し合い、記憶を辿りながら物語は進んでいきます。大半がジャケットにある場所でのシーン。もちろん場面も変わりますが、見るからに低予算です。と言っても見入ってしまう上手さがあるため、低予算を考えるのは見終わってからでしょう。つまらない映画だとあれこれ無駄なことを見ながら考えますからね。そういう点では面白かった一本に含まれる。シリーズ化されてるようです。

 

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アポロ13

          

 

ハイ!またお会いしました。今日は月へ向かう話です。アポロ言ってもチョコレート違います。でもつい思い出しますね。映画は1995年です。トム・ハンクスが若々しく見えますね。ハドソン川の奇跡の人です。同じ人なんですね~。演技も若々しく見えます。今回で二度目の視聴となりますが、今見ても見劣りしないです。ロケットの打ち上げシーン。圧巻です。最新CGと精密模型で再現しました。思わずどう撮ったのか考えました。本物思った方おられるんじゃないでしょうか。それから宇宙です。ここからがこの映画の本領発揮、パニックムービーです。実話だけに手に汗握ります。怖いですね~。狭い空間に三人。完全に密です。おまけにマスク外してます。トラブルが発生して酸素がなくなっていきます。ハイ、恐怖と酸欠シーンで見てる方も息苦しいです。無駄に電気も使えません。節電です。それではまたお会いしましょう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

 

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007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ

          

 

最初は違和感アリアリのダニエルだったけど五回も見てるとすっかりダブルオーよね。テフロンが剝げかかったフライパンの柄のようなフィット感があるわ。ボンドシリーズは25作品目になるそうよ。もちろん全部見ているわ。ホントはもっ早く公開される予定だったみたいだけど、例の騒ぎで結局2021年になったのよね。何でも延期や中止。それと値上げね。待たされた分、期待度も上がって肩透かしなんて作品も多いけど、これは違ったわ。もう彼の集大成って感じでスパイアクションてんこ盛り。まるで田舎の食堂の漬物みたいに皿に大盛よ。ロマンス、銃撃あり、アクションあり、アストンあり、モハメド…これは無かったわね。163分目いっぱい楽しめたわ。出来れば次もやってもらいたかった。なんて思うのは私以外にもきっといるんじゃないかしら。心に穴が開くってこういうことを言うのね。ダニエルの後姿を見ていて最後はグッと来ちゃった。

 

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