★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ロスト・ワールド / ジュラシック・パーク

          

 

最新作が公開された模様ですが、まだまだ私には恐竜の島以上に遠い存在なので、昔のDVDを引っ張り出して気分だけ味わうことにしました。1997年の本作は衝撃的とも言えた第一作目の続編で、一作目の映像の進化に驚き、そして感動した想いを抱きながら見た記憶があります。最新作以外はすべて見ている、あるいは所有している好きなシリーズでもありますね。当然何度か見ておりますが、一作目以降は何がどうしたという内容が逃げ惑う人々のように混乱していて、先日久しぶりに会った人の名前のような状態になってます。監督はスティーヴン・スピルバーグ。もう説明の必要はないでしょうね。そうです。沈黙のシリーズで無敵のアクションを、というと前回紹介した映画状態だと疑われそうなので忘れないためにも紙に書いて冷蔵庫に貼っておくことにします。20年以上前の映画ながら未だ色あせていない映像は立派です。最新作が待ち遠しいです。

 

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明日の記憶

          

 

荻原浩の原作を半分ほど読んだところで、本作の映像が頭に次々と浮かびたまらずDVDを引っ張り出しました。2006年の本作は何度か見ていますが、渡辺謙の映画の中でも好きな一本に揚げるほどお気に入りでもあります。若年性アルツハイマーを描いている本作は、決して軽い映画ではなく渡辺のリアルな演技もあってかつい胸が熱くなる。過去には何度か泣かされています。特に喜怒哀楽が見事でまるで本当に患ってしまったかのようです。映画化された経緯も渡辺自身が原作を読み映画化を熱望する手紙を荻原浩に送ったと言いますから意気込みが違いますね。第30回日本アカデミー賞で本作は優秀作品賞。渡辺謙は最優秀主演男優賞を受賞。もちろん妻役の樋口可南子も忘れてはいけません。優秀主演賞の彼女も無くてはならない存在で、その演技は渡辺と共に評価したいですね。忠実に再現されていますが、原作はどんなエンディングなのか楽しみですね。

 

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麻雀放浪記2020

          

 

続編のようでもありリメイクのようでもある。ついでにこんな映画があったのかと驚きもプラスされて、古臭いモノクロ映画を頭に思い浮かべながら見始めましたが、勝っていたのは映像のクオリティだけ。一言で片づけるならナンセンスです。コメディを加味したタイムスリップに真剣勝負のギャンブルと詰め込み過ぎたためか、どれも半端に終わってしまっていて、二頭追うものどころの次元ではありません。設定は悪くないと思いますよ。しかし、少々御ふざけが過ぎたようで、一作目の良さを際立たせただけのような気がします。役者が軽いですね。予算なのか人選なのか、とてもじゃないですが真剣勝負の緊迫感にほ程遠い。あと何分残っているのかと、ついリモコンを操作してしてしまいました。90分くらいに縮めても良かったかもしれません。言い方を変えれば寝なかっただけマシとも言えますが、見続けるうちに無性に一作目が見たくなりましたね。

 

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アメリカン・アウトロー

          

 

モノホンのウエスタンとは路線が違うようにも思えますが、とにかくテンポが良くて軽快な西部劇です。2001年の本作は94分と時間も短め。だからこそ凝縮されているのかもしれません。ロマンスにお笑いもあって、とにかくホッコリ見られるので西部劇はどうもと距離を置く人にもおススメ出来そう。話も単純で分かり易いですからね。描いているのは南北戦争終結後のアメリカ南部。のっけから派手なドンパチで沸かせます。短時間で魅せますからこの辺りも痛快。やるかやられるかと言った、西部劇特有の緊迫した雰囲気こそありませんけどね。とにかくリラックスして楽しめる映画です。主演はコリン・ファレル。なかなかの好青年って感じで、存在感もバッチリ。そして、007の四代目ジェームズ・ボンドを演じたディモシー・ダルトン。こちらも独特の雰囲気で魅せてくれます。その風貌から見覚えがあるけど誰だっけ状態が延々と続いちゃいました。

 

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キングダム

          

 

この映画を推したのは長澤まさみ。本来、大陸系の歴史の話は苦手で興味をそそらないんですが、彼女が出るならば要チェックだと二時間越えの映画に挑むことにしました。しかし、待てど暮らせど彼女が出ない。もしかしてガセネタだったのかと、脳裏にそんな文字が浮かび始めた時、満を持して登場。思わず「キタ~ッ」と織田裕二の台詞が飛び出しそうになります。存在感もなかなかで今回も役に入っています。この変幻自在が彼女の魅力の一つでもありますね。凛々しさが良かった。残念なのは美脚ショットが少なかったことでしょうか。監督さんお願いします。と画面の上から覗き込みました。元々は漫画が原作らしく全く存じ上げていないのですが、2019年の本作は思っていた以上に分かり易かったのも睡魔と格闘しなくて済んだ点で、ストーリーと共に俳優陣なども楽しむことが出来ました。続編もあるみたいですが、見ようか見まいか悩みますね。

 

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風に濡れた女

          

 

タイトルが意味深じゃのぉ~。そんで早々のNIKKATSUの文字とR18指定となりゃ、孫を呼んで一緒にってわけにはいかね~なと襖を閉めたんじゃが、この2016年の映画はロマンポルノ生誕45周年だっちゅ~からワシも歳を取ったわけだ。それはこの話の中の腰の振り方でわかるわい。今じゃ一振り5秒は掛かるからのぉ。それとふと深夜の映画館を思い出したんじゃが、昔はビデオもなったし、夜中にやってるところも無かったから、地味な格好して出掛けたもんじゃよ。そういやこの映画自体も地味じゃの。いきなり脱ぐ辺りは日活って感じじゃが、みなさん小ぶりながら形は悪くないのぉ~。水着がはじけるんじゃないかって娘がコンビニの棚に並んでたりするが、こういった地味なのも悪くはないんじゃないかって思ったりもしたのぉ。ただし、話はようわからんかった。最後は揃って腰ふりの競演。せめてもの救いは78分と言う短い時間じゃろうな~。

 

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野獣死すべし

          

 

享年40歳。ジーパン刑事から一気に駆け抜けて行ってしまった。しかし、一度ディスクを投入すれば、いつでも当時の彼に会える。1980年公開の本作も何度か見ているが、未だに日本映画の中で最も難解の一つとされるラストはわからない。恐らくこうだろうという解釈も見るごとに変化する。これは一生続くのかもしれない。原作は大藪春彦の同名小説で、映画化されるのは松田で三度目。ギラギラした野望に満ちた「蘇える金狼」とは異なり生気を失ったかの男が印象的だ。体重を10㎏以上落とし奥歯を抜くという役作りも得体の知れない存在感を醸し出す理由の一つで、何度見ても飽きることがない。それは相棒となる鹿賀丈史も同様で強烈な印象を画面から放つ。瞬時にして引き寄せる迫力の演技は注目ポイントだ。シーンによってはカルト的でもあり難解と言う文字を浮かび上がらせるのだろうが、間違いなく松田優作の魅力の詰まった映画ではある。

 

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