★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

シン・仮面ライダー

          

 

これでようやくシンのシリーズは見終わった感じじゃろうか。さすがにシン・タイガージェットなんてのは出てこんじゃろうが、サーベル持って暴れるなんてのもちょっとばかし見てみたい気もするのぉ~。スナックは要らんからカードを売ってくれとお願いしたことを思い出しながら見たんじゃが、ことわざとは真逆に新しきものを見て古きを知るってところかの。確かにあの頃と違った斬新さがあるかのぉ。でもそれでいて懐かしいんじゃよ。映画は2023年に公開になったって話じゃから、やっぱり造りは昔とは違うのぉ~。はっきり言って子供にゃ刺激が強すぎるってもんじゃろ。ヒーローでありながらヒーローらしからぬ人間臭さが当時を知った大人向けって感じじゃ。音楽も耳に懐かしいじゃが、見ているものは新しい。まさにシンってところじゃないかの。それと見ていて驚いたのはケイかのぉ~。思わずロボット刑事が友情出演したって思ったわい。

 

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グッバイ・クルエル・ワールド

          

 

こ洒落たタイトルからして邦画というよりも海外を意識しているのではないだろうか。オープニングからの展開もしかりでノリはあちらの映画。ただし、そこに日本らしさが随時漂っていて正直なところ作風的には奇抜さがあって面白いが、どっちつかずの感が緊張感を薄めてしまう。いわゆる中途半端な立ち位置と言えば分かり易いか。リアルな怖さもさほどでもないので、犯罪や任侠の入門として興味はあるが一歩踏み出せない人にはお勧めかもしれない。演技は悪くないものの、西島秀俊の元ヤクザは無理があるような気がする。むしろそれを頼って来たチンピラの存在感の方が光り輝いていて印象は大だ。公開は2022年。上映時間は二時間強とそこそこのドラマを盛り込める時間だが、ツッコミどころが多いせいか、見終わった後には不完全燃焼のモヤモヤ感がどうしても残る。怖さ半分、痛快さ半分、つまりは期待も半分程度で見ると楽しめるだろうか。

 

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絆 -きずな-

          

 

邦画の10本に2本は出ているんじゃないか。それどころか最近ではチャチャッとラーメンまで作っちゃう役所広司と今や世界へも進出している渡辺謙の共演はある意味贅沢な感じがしますね。公開は1998年ですから二人ともまだまだ肌に張りがあって化粧のノリも良さそうです。原作は白川道の小説「海は涸いていた」でタッチはハードボイルド。ビシッとスーツを着こなした役所がその匂いをプンプンさせます。エプロン姿とは大違いです。いかにもやり手の社長という雰囲気を漂わせていますが、裏社会にも通じている。そのせいか当初は任侠物かとも思ったりも。ただしそれは当たらずとも遠からずでしょうか。一方の渡辺謙は捜査一課の刑事でこの二人の会話のシーンなどは見せどころですね。時間を追うごとに解けなかったパズルが組み合わさっていく感じがまた良くて、約二時間という時間がそれほど長くも感じられません。名優の共演をお勧めしたい。

 

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女子ーズ

          

 

ハイ!またお会いしました。今回は戦隊ヒーローが女子という話なんですね~。今までも、ハイ!ありました。ただせいぜい一人か二人。それが今回は全員が女子なんですね~。だからなのか怪人が現れても野暮用で来ないなんて女子もいたりしてそれが生々しいんですね~。特に怪人を前にしたガールズトークにはついつい笑っちゃいます。もう脱力系コメディって造りでナンセンスと思いながらも見ているうちに自然と力抜けます。出来なかった足の開脚が出来るようになります。四十肩で上がらなかった手も知らない間に上まで上がってます。公開は2014年なんですね~。当時人気だったのは桐谷美玲ちゃんですが、その後は他のメンバーもブレイクして今では豪華すぎるメンバーとして続編は無理だなんて話も出るくらいですから、これはある意味見ておいても損はない一本かもしれませんね~。ただし保証はしませんよ。ハイ!それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

 

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雪山の絆

          

 

見応え度満点の映画でした。感覚で言うと、くだらない映画を三本合わせてもまだこれには及ばないくらいですかね。今年のアカデミー賞のノミネートも頷ける話だし、これで良いんじゃないかって見終わってから思っちゃいました。もはや確信に近い。ただ、他のは何がノミネートされてるのか知らないってオチもあるんですけど。公開になったのは2023年。タイトルだけでも内容の九割がたが掴める感じで、話の大半が雪山での出来事になります。これは1970年代にアンデス山脈で起きた遭難事故を映画化したものですから実話になります。登山家や冒険家などが経験や装備をして訪れるのと違い、飛行機に乗っていた乗客が放り出されるわけですからね。考えただけでも生き残るのは不可能だと思っちゃいます。どっちを見ても雪に覆われた山ばかり。超が付くほど過酷な状況に対して、目にも鮮やか過ぎる絶景がなんとも皮肉に感じられてしまいました。

 

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グランツーリスモ

          

 

この手のゲームに夢中になったのはディテールもチープな昔の話。もちろん名前は知っているし、購入を迷った時期もあるが実際にプレイしたことは無い。ゲームでの腕前が秀でている。そんなプレーヤーを実際の車に乗せて走らせたらどうか。いかにも映画に適したかの脚本でゲーマーでなくても車好きならば興味をそそられるのではないか。しかし、これは実話だというテロップが一度画面に出るや、抜いていた肩に自然と力が入る。2023年の公開とあって映像は文句なし。特に実写からゲームのシーンに切り替わるところなどは目を見張るものがある。最後に出るのがルマンというのも良い。赤と白のモチュールの文字が整然と並んで目にも鮮やかだ。このフランスのオイルは十年以上愛用していたこともあり、自ずと気分もレース同様盛り上がりを見せる。人間関係、レース、ゲーム、いろんな要素を盛り込んで楽しませる実話ムービーを堪能出来るはずだ。

 

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ONODA 一万夜を越えて

          

 

ああ、ついに映画になったんじゃな~って思ったわい。若い人は知らんじゃろうが、戦争が終わったことも知らずにずっとフィリピンのルバング島で過ごしていた兵士がおって、その史実を基に作られたのがこの2021年の映画じゃ。もう三年も前になるんかいの~。知らんかったわ。内容からして完全な邦画じゃと思ったら監督も脚本も外国の方だったって言うんじゃから驚いたわい。一応制作国には日本も参加しているようじゃがのぉ。どうりでカメラのアングルってのか映りというのか日本の映画らしからぬ雰囲気が感じられたってことになるわけじゃ。もっともこれが日本映画なら端折って二時間を切るじゃろうが、こちらはほぼ三時間じゃ。それでいて飽きさせずに画面に集中させるんじゃから立派んもんじゃ。久々に良い大作を見た満足感でお茶を飲むのも忘れたわい。とりあえず長いから小用だの一服休憩は間に挟みはしたがの。唸る映画じゃったの。

 

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