★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

自転車泥棒

          

 

有名なタイトルなのでいつかは見たいと思っていました。ただ、この手の古い映画は大半が字幕なため、なかなか手が伸びないんですよ。字幕をまったく見ないってわけじゃありませんが、そこまで見たいという気持ちはなかったのかもしれません。そうした時、吹替の文字を目にして、ならばと視聴することに。制作されたのは第二次世界大戦後でイタリアでは1948年。日本では50年に公開されています。この40年から50年にかけてイタリアで盛んになった潮流をネオレアリズモというらしく、その映画の代表作の一本に本作はなっているようです。映像はモノクロである程度は覚悟していましたが、思っていたほどは悪くありませんでした。内容はタイトルを見れば一目瞭然。それで面白いのは主役にあたる二人は職業俳優ではなく素人を起用したとか。もちろんそれを知ったのは見終わってからで、古いローマで展開される話を食い入るように見てましたよ。

 

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エイリアンVSプレデター

          

 

2004年の公開の本作を見るのは何度目でしょうか。と言っても二桁は見ていません。前回見たのも記録によると2018年ですからもう6年前。そのため記憶も断片的でところどころを覚えている程度。それでもこの両者の対決は相も変わらず胸躍らせてくれます。もちろん最初に見たほどでは当然ありません。この映画の制作が決まった。そしていざそれを目の当たりにした時はまさに夢の対決という高揚感で一杯になったものです。どちらの強さもそれぞれの映画で十二分に見ていましたからね。どんな戦いになりどう決着するのか。考えただけでもワクワクして興奮したものですよ。「エイリアン2」のアンドロイド役で登場した人物が社長で出演したりしているのも面白いところで、人間、プレデター、エイリアンとそれぞれのキャラをしっかり描いているのも本作の良さではないでしょうか。怖さの中にもカッコよさも混じって最後まで楽しめる一作でしょう。

 

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雪山の絆

          

 

見応え度満点の映画でした。感覚で言うと、くだらない映画を三本合わせてもまだこれには及ばないくらいですかね。今年のアカデミー賞のノミネートも頷ける話だし、これで良いんじゃないかって見終わってから思っちゃいました。もはや確信に近い。ただ、他のは何がノミネートされてるのか知らないってオチもあるんですけど。公開になったのは2023年。タイトルだけでも内容の九割がたが掴める感じで、話の大半が雪山での出来事になります。これは1970年代にアンデス山脈で起きた遭難事故を映画化したものですから実話になります。登山家や冒険家などが経験や装備をして訪れるのと違い、飛行機に乗っていた乗客が放り出されるわけですからね。考えただけでも生き残るのは不可能だと思っちゃいます。どっちを見ても雪に覆われた山ばかり。超が付くほど過酷な状況に対して、目にも鮮やか過ぎる絶景がなんとも皮肉に感じられてしまいました。

 

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グランツーリスモ

          

 

この手のゲームに夢中になったのはディテールもチープな昔の話。もちろん名前は知っているし、購入を迷った時期もあるが実際にプレイしたことは無い。ゲームでの腕前が秀でている。そんなプレーヤーを実際の車に乗せて走らせたらどうか。いかにも映画に適したかの脚本でゲーマーでなくても車好きならば興味をそそられるのではないか。しかし、これは実話だというテロップが一度画面に出るや、抜いていた肩に自然と力が入る。2023年の公開とあって映像は文句なし。特に実写からゲームのシーンに切り替わるところなどは目を見張るものがある。最後に出るのがルマンというのも良い。赤と白のモチュールの文字が整然と並んで目にも鮮やかだ。このフランスのオイルは十年以上愛用していたこともあり、自ずと気分もレース同様盛り上がりを見せる。人間関係、レース、ゲーム、いろんな要素を盛り込んで楽しませる実話ムービーを堪能出来るはずだ。

 

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ONODA 一万夜を越えて

          

 

ああ、ついに映画になったんじゃな~って思ったわい。若い人は知らんじゃろうが、戦争が終わったことも知らずにずっとフィリピンのルバング島で過ごしていた兵士がおって、その史実を基に作られたのがこの2021年の映画じゃ。もう三年も前になるんかいの~。知らんかったわ。内容からして完全な邦画じゃと思ったら監督も脚本も外国の方だったって言うんじゃから驚いたわい。一応制作国には日本も参加しているようじゃがのぉ。どうりでカメラのアングルってのか映りというのか日本の映画らしからぬ雰囲気が感じられたってことになるわけじゃ。もっともこれが日本映画なら端折って二時間を切るじゃろうが、こちらはほぼ三時間じゃ。それでいて飽きさせずに画面に集中させるんじゃから立派んもんじゃ。久々に良い大作を見た満足感でお茶を飲むのも忘れたわい。とりあえず長いから小用だの一服休憩は間に挟みはしたがの。唸る映画じゃったの。

 

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バッドランド・ハンターズ

          

 

公開が2024年。視聴しながら立ち上る湯気が一緒に見えるかのホヤホヤ映画です。主演はお気に入り俳優の一人でもある、マ・ドンソク。コメディなども熟す彼ですが、やはりこういったパワフルな役がとにかく似合います。声は小山力也でフィット感も抜群。開始早々、有り得ない状況になるのももはや世界を意識して作っている気がしますね。ふと犬でも連れた男がインターセプターで現れるんじゃないかって思ったりもしますが、そんな思いはすぐに消え去ります。世紀末を漂わせながらも絶望という滅入る空気感は適度な笑いで薄められていて割とリラックスして見続けることが出来る。一言で単純明快。もちろん韓国らしく家族愛も必須とばかりにしっかり盛り込んであります。強い男が人のために縦横無尽に暴れ回る。これだけで十分ではないでしょうか。あれこれ考えず二時間弱という時間を堪能する。女性兵士の格闘アクションも見どころですかね。

 

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アウトフィット

          

 

舞台は1950年の冬のシカゴで外は雪が降っています。と言っても主人公が営む店の外観が時折見える程度で、それ以外はすべてはその店内。そこで二時間弱が経過していくんですが、これが見せ方の妙と言うのか、まったく時間を感じさせないんですよ。店はいわゆるテーラー。イギリス人の裁断師がスーツを作りながらノウハウを語っていくところから物語は始まります。吊るしのスーツしか買ったことのない私などは憧れると同時にその手先に見入ってしまいます。もちろんお客にもいろいろいて、その地域のギャングもお得意様だったりもします。そしてそのギャングからの突然の依頼から話はスリラーの様相へと変わっていく。主人公のオジサンは見るからに生真面目で不器用そうなんですよね。しかし、さすがに主人公ですからちゃんと存在感がある。ただならぬ緊張感が店内だけの映像に絶えず漂っていて、最後の最後まで時間を忘れて見てました。

 

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