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ラーゲリより愛を込めて

          

 

2022年に公開された本作は辺見じゅん原作の「収容所から来た遺書」を映画化したものです。ちなみに収容所をロシア語でラーゲリというそうで初めは地名だと思っていました。時代は昭和20年。第二次世界大戦が激化する頃で捕虜となった日本人たちがシベリアの収容所に送られどう過ごして行くのかを描いているのですが、冬場になると零下40度という場所で過酷な労働を強いられる姿はなんともやりきれず胸が痛みます。主人公となる山本幡男を演じるのは二宮和也。ニノはこういう役もうまくこなしますね。良い演技はニノだけではなく主要の登場人物の誰もが存在感を見せつけてくれます。終戦を迎えても帰国できないまま一人二人と命を落としていく。厳しい環境下の中で繰り広げられる人間模様も見どころの一つと言えるでしょう。そんなことを経ていることもあって終盤にはやはり目頭が熱くなります。二時間強とやや長めですが、良い映画でした。

 

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