ファインディング・ドリー
007シリーズの三代目ボンドとして活躍したロジャー・ムーア氏が、89才で亡くなったとニュースで報じられました。歴代のボンドの中では最多となる
7作に登場し、国際的スターの地位を確立。個人的にもロジャーのボンドは
歴代の中でも1、2を争うほど好きでしたね。心よりご冥福をお祈りします。
死ぬのは奴らだ、私を愛したスパイ等も好きな作品には違いないですが、
オクトパシーも面白かったです。痛快にひと暴れするオープニング。今でも
記憶に鮮明に残っています。追悼の意を込めて彼の作品をまたじっくりと
見直してもいいかなと考えてるところです。とにかくダンディで良かったね。
そんなオクトパシーならぬオクトパスが活躍してくれるのが、午前中に見た
「ファインディング・ドリー」であります。2003年のファインディング・ニモの
続編で2016年の公開になります。ニモは小さい子が楽しむ映画と言った
偏見がどこかにあったのでしょうね。したがって見たのはだいぶ遅かった。
もちろん今回はまったく別で、楽しめるはずと言った期待感しかないので、心待ちにしてたのですが、これも恒例行事の今更になってしまいましたね。
脇役だったドリーが、まさか主役に躍り出るとは思いませんでしたが、その
発想と言うかアイデアが素晴らしいです。ドリーの声は前回と同じ室井滋。
実にこの声が忘れっぽいドリーにフィットしてて良いですね。それとニモと
父親のマーリンも同様。その他でもシュワちゃんの玄田哲章、ジェイソン・
ステイサムの山路和弘、ドウェイン・ジョンソンの小山力也等々と錚々たる
吹き替え陣。ピクサー史上初のカメオ出演となる八代亜紀もユニークです。
アニメでありながら大人をも魅了するのはピクサーのお約束ですし、映像も
綺麗な上、音声も背後から聞こえてくる。さすがに続編と言うこともあって、
ニモを見た時の感動には劣るかもしれませんが、ロールエンドになっても
楽しい仕掛けは十分。時間も歳もつい忘れて見入ってしまえる映画です。