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文学賞殺人事件 大いなる助走

          

 

筒井康隆の小説が原作です。公開は1989年。なんとSF作家としてその筒井康隆ご本人も登場しています。台詞棒読みかと思われましたが、下手な役者よりは全然マシです。映像はやや粗いですが、これも時代を感じさせて良い。主演は佐藤浩市。見た瞬間、若いな~と感じられるでしょう。話はタイトルにもあるように文学賞にまつわる内容で、物を書く人ならば一度はご覧になっておいた方がいいかもしれませんね。これなら俺でも書けそうだ。佐藤が拾った同人誌を見て、そこから書き始めるのですが、その同人会に集う面々も曲者ぞろい。このやり取りを見ていてもつい笑ってしまってなかなか楽しめます。さらにはあれよあれよと佐藤の小説が直本賞にノミネート。芥山賞に直本賞ってのも愉快です。映画は二時間を少々超えますが、知らぬ間に時間が経過するほどです。ただ殺人事件は一向に起こらないのでオヤッと思われた方も多いのではなしょうか。

 

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