★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ロサンゼルス女子刑務所

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前々回のショーシャンクと同様の塀の中での話になります。違っているのはジャケットでもわかるように女子だということ。従って大勢の女性が登場するわけですが、デザートを囲んでお茶をする女子会とは当然のことながら別物で、一枚岩と称される自民の中にも派閥があるように、ここでも仲良しこよしとそうでないものとのやり取りが繰り広げられるわけです。この辺りは務所内での話では最早定番中の定番ですかね。本作は2014年のインディーズ映画で一時間半と短めではありますが、義父に暴行され正当防衛ながら殺人を犯して収監と、ほぼ定番のストーリーであることからして妥当な時間とも言えるでしょうか。主演は全裸にモザイクと体当たりの演技を見せたサラ・マラクル・レイン。一見ほっそりとしてるんですけどね。なかなかです。と何がなかなかなのかあえて語りませんが、さすがにここから脱走するとなると盛り過ぎ感もあるので、所内で留めたことや、ちょっとした涼風が吹いたことなどは良かった点でしょう。

 

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任侠ものの人気ドラマである日本統一も34話まで見たところで後がなくなってしまいました。それでレンタルでもと考えたらYou Tubeには続きがあっていくつか見ることが出来た。ただ、これが画像や音声が悪くてけっこうちょっと辛かったですかね。おまけに全部見られなかったのだから余計に辛い。と言うのもまだ話が続いているようで最新作は来年になるとのことらしいです。

ツーリスト

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アンジェリーナ・ジョリー一色と言って良い。共演のジョニー・デップファンには申し訳ないが、怪しげな魅力を放つ彼女の前では一人の脇役と化してしまってる感が強く、正直なところ彼の名前は咄嗟に浮かばなかったほどだ。すべての衣装を着こなし颯爽と歩く姿も絵になる。もちろんそんな女優は大勢いるだろう。ただ、この役を誰でも出来るかと言えば首を横に振らざるを得ない。映像を見れば一目瞭然。まさに独り舞台である。2010年公開の本作は2005年のフランス映画をリメイクしたもので、タイトルにある旅行者がカギとなっている。加えて本作の良さは出し惜しみの部分にもあるのではないか。スピルバーグの激突のドライバーのような見えない人物、そして見えない先行きが話をうまく後半に引っ張って行ってくれる。舞台となるイタリアのヴェネチアの景色も素晴らしく、ストーリーをしばし忘れるようなひと時も。思わず手を叩いて絶賛するほどの作品では決してないにしても、見ておいても損は無いレベルにはあるはずだ。

 

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数年前でしたかね。スチームアイロンというのを某通販で購入して2~3回使った程度で、その後は押入れの住人と化してしまってた。ところが、最近家族のワイシャツの皺をと私がそれを使い出しまして、ほぼ毎日のように活躍するようになった。毎日ですから手際の方も自然とレベルが上がってきてクリーニング屋までは言いませんが、シャーッ!って職人気分で楽しんでます。

ショーシャンクの空に

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お気に入り俳優の一人であるモーガン・フリーマンの出演とあって選んだのが95年に日本で公開された本作。興行的には成功はしてないみたいですけどね。なかなかどうして二時間半近い時間を飽きさせずに楽しませてくれました。話の大半がショーシャンク刑務所内での話になりますが、そんな施設内を垣間見えるのも映画ならではの話で、現実に見たいとも思わないし、見るようなことになってもいけないと考えてますが。さすがにこれだけの時間を塀の中だけで過ごすと欠伸の一つも出そうなもんですけどね。うまいこと人間模様が描かれていて時の経過を忘れてしまうほどです。もっともここで描かれている人の懲役からみれば微々たる時間に過ぎないんでしょうけど。刑務所内だけで仕上げても不満のない内容ながら、よもやという展開が待っていたのは驚きで、メインディッシュをも凌ぐデザートを出された気分です。モーガンが坂口なら言うこと無しですが、相棒になるティム・ロビンスとの心地良いやり取りに帳消しです。

 

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黒革の手帖を読み終えました。上下巻となっておありますが、さほど厚い本でもないので比較的早く読めますかね。ただ、そこは松本清張。登場する漢字も一味違って凡人以下の私にレベルの違いを突き付けて来ます。お酒を飲むバーもバアですしね。自分の能力がもっと高ければより楽しめたのかもしれませんが。今度はそれを映像で楽しもうとドラマを見始めたところですよ。

ゴジラ2000 ミレニアム

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第一作目が1954年。今回が1999年ですから、まさにあれから40年ってノリですね。オープニング早々惜しげも無く登場するゴジラは、歳月の経過もあって角が取れて丸くなるどころかトゲトゲしくなっていて、背中などはヒイラギの葉もビックリってくらい。とは言え、昭和時代と違ってスケール感や臨場感はかなりアップしていて迫力もありますね。自衛隊による攻撃なども然り。以前のオモチャ感覚とは一線を画します。もちろん、目につく部分も当然あるわけですが、子供向けと考えれば特上まで行かなくても上の出来。ただ、その期待した怪獣ものの色合いが途中からSFの流れに変わって行って、スターであるゴジラが長い休憩に入ってしまうのが残念なところ。ギャラの関係でしょうか。方向性が曖昧になっていると知ってる道に出た安心感が生まれて来るんですけどね。何か途中で水を差されたようでワクワクどころか集中力が低下します。しかしながら、メッセージ性に関しては単なる怪獣映画で終わるよりも強く発していたでしょうか。

 

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古新聞~古雑誌~と言うフレーズはよく耳にするんですが、最近の私の耳はそれに続くフレーズが気になってるんですよ。と言うのも古いオイルヒーターを処分したいからで、オークションでも古いし送料も掛かるし、粗大ごみでも有料。だから自転車とか聞こえないと困る。そこでようやくそんなフレーズが回って来まして、一応おやじに確認しティッシュ一個と交換してもらいました。

愛のコリーダ

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愛の、あ~まいなごりに・・・と始まるメモリーとは、同じ愛でもその描き方が全く異なるのが1976年に公開された本作。知名度は抜群なんでしょうけどね。ハズカシナガラ帰って・・・ではなく見ることが出来ました。究極を追求する。と言っても美味しんぼのメニュー作りではありません。愛欲です。フランスとの合作と言う作品は、一歩間違うとカーテンの先の棚に並ぶほどで、全編の7割方はR18指定ですから、万が一、初デートで選んだりするとその後の明暗がくっきりと分かれてしまいそうですね。昭和史に残る阿部定事件が題材になってる本作ですが、映像を見る限りでは出演者の御苦労が時折出現するモザイクなどからも推察されます。一肌どころではなく全裸ですから、まさに体を張った演技で、シーンによっては画面へ釘付け状態。この集中の度合いは近年見た映画の中でも群を抜いてると言っても過言ではなく、確かにセンセーショナルです。ただし、四六時中ですからね。ストーリーそのものが存在するのかは疑問です。

 

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だいぶ冷え込んで来ましたね。こんな時期になるとすっかり彩りを失ってしまうのが我が家の狭い庭ですけど、今年は日々草が頑張って目を楽しませてくれました。と言ってもこのところの冷え込みで花や葉っぱもヘナヘナ状態。ちょっと可愛そうな感じです。さすがにもう終わりかなと思いつつも、もう少しだけ様子を見てから撤去しようかなと。来年もまた日々草を植えたいですね。

THE WAVE / ザ・ウェイブ

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ノルウェーの美しい景観を見せるフィヨルド。然程大きくない画面でもついボーっと眺めていたくなるほど圧倒的な自然を感じることが出来ます。そこを舞台としたのが2016年に公開された本作。当初はB級パニックのイメージが付き纏っていて、こんな仕事もあるんだなと調査する人々を何となく見ていたのですが、岩山崩落は過去にも何度か実際に起こってるようなのでUFOの船内に侵入するのとは別物で、とにかくリアリティが抜群。もっともエイリアンや日本が沈むような非現実的な映画の面白さも判りますけどね。生々しいからこその怖さ。それをこの作品は上手く描いていて、美味しいではない、ヤバイと言う感覚が随所に現れます。思った以上に凝った映像も評価したい部分で、けっこう気合が入ってるなと感じさせますね。製作国はノルウェーで同国でもヒットしたのが十分頷ける内容になっていて、ヒューマンドラマの出来も良い。寝っ転がって見ていたのが最後は正座になって画面に釘付けになる。オススメ映画です。

 

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お前はもう死んでいる。そんな有名なフレーズがありますが、我が家の場合は、掃除はもう済んでいる。であります。ちなみにこれは大掃除の話。今年は今の家に住み始めてから最高レベルと言っていいほど、あちこち念入りに掃除を致しました。換気扇などはかわいいもんで、十年以上手付かずの窓などは北斗神拳も真っ青なくらいでしたからね。でも不思議と燃えるんですよ。

美しい湖の底

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2017年の本作はオーレン・ウジエル監督の映画監督デヴュー作で脚本も彼が手掛けている。クライムスリラーを髣髴させるタイトルが知らずと心を躍らせてくれるが、タイトルとストーリーが結び付かないことにもいつしか気付く。はたしてこんな題名が必要だったのかと。物語は時間逆行型で過去にも似たような趣向の映画を見たことはあるが、簡単に言えば終盤から本を読んで行くような形だ。もちろん一段落ごとと言うふうにならなければただのフィルム逆回しで終わってしまうため一応の展開は有ると言える。しかし、頭の中をその都度整理していかなくてはならないので少々話に入り込むのが厄介だ。ジャンルはスリラーということなのだろうが、実際に見ると緊張感も希薄で時にコメディを思わせるのが退屈に輪をかける要因の一つで、加えて如何にも低予算なのがそれに拍車をかける。86分と短時間なのが不幸中の幸いと言ったところか。見る番組も特になく偶然深夜にやっていたので見た。一言で語るならそんな作品だ。

 

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東野圭吾のマスカレード・ナイトを読み終わりました。なかなか読みごたえのある作品ではありますが、やはり一発目の新鮮さはどうしても薄れてしまうのがちょっと残念なところ。ただ、逆に登場人物等を知ってる安心感はありますし、次は何を見せてくれるのかという期待感も存在するのは確か。だからなのかスイスイ楽しんで読めました。これも映画で見てみたい一作ですね。