★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ワールド・トレード・センター

          

 

タイトルからほぼ内容は把握できるでしょうか。2006年の本作は2001年に起こった忘れられない出来事を描いていて、実話を元にしたノンフィクションとなっております。見ようと思ったのはAZMさんのレビューからですが、とにかく生々しい。まるで当時の現場にいるかのような錯覚に陥ります。飛行機が突っ込んだと連絡を受け、ビルにいる人たちの避難誘導に向かった隊員にスポットが当てられていますが、同時に彼らの家族にも焦点が当たる。夫の無事を祈る家族の複雑な思いもよく描けていて、先行きの見えない展開にこちらも黙って見守るしかない状態。僅かな望みを繋ごうと会話を続けるシーンなどは胸を打ちますね。助かるのか、助からないのか、そんな希望と諦めが瓦礫に埋もれてからずっと揺れ続けます。どんな心境だったのかは想像すら出来ませんが、迫力ある映像と人間ドラマは下手な映画の上を行く恐怖と感動が潜んでいる気がします。

 

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007 / トゥモロー・ネバー・ダイ

          

 

それまで渋くてダンディが売りだったジェームス・ボンドが四代目のティモシー・ダルトン辺りから若さの色合いを打ち出したような気がしますね。本作は五代目となるピアース・ブロスナン。007としては二作目になります。この1997年の映画は数回見ておりますが、久しぶりなので内容はだいぶ忘れてしまっていて、覚えているのはBMWの自動運転と鉄壁とも言える防犯のシーンくらい。おかげで車が登場するまではまるで初めてのように新鮮に見ることが出来ました。ただ、ボンドカーとしてはBMは合わないような気もしますね。ちなみにボンドの乗るバイクもBMだったようです。アクションの方に気を取られていて気が付きませんでした。たぶんバイク好きの方ならすぐに分かったのではないでしょうか。オープニングからひと暴れしてくれるのはこのシリーズの定番で、いうなれば挨拶代わり。約二時間の映画ですが、最後まで楽しめましたよ。

 

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華麗なる賭け

          

 

ハイ、またお会いしました。本日はあの名優スティーブ・マックウィーンの映画ですね。オープニングの曲、これがジーンとさせます。ノエル・ハリソンの「風のささやき」それと同時に画面がいくつも分かれて、どれ観たら良いんでしょう状態になって、今見ると驚いたりしますね。映画が公開になったのは1968年。良いお父さんが、こんなこんな小っちゃい時でしたね。漫画や人形劇を見て笑ってた時期です。それにしてもマックウィーン。華があります。汗臭い西部劇の彼も良いですが、ビシッとスーツを着た彼も決まっていて、ハイ、奥様方も見惚れてしまうんじゃないでしょうか。そんな彼は大金持ちなんですが、スリルを求めて大金をせしめようとするんですね。日本でもこういうことがよくあります。先生と言われる人、よくニュースに出て正当な金だとすぐ言いますね。お相手のフェイ・ダナウェイとの駆け引きも良かった。ではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

 

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キングコングの逆襲

          

 

初めて見たのは映画館でした。メカニコングがコングを追いかけようと出てくるシーンは特に印象的で未だ脳裏に焼き付いています。表情がないからか無性に怖かったんですよね。反対にコングは不細工で背中にチャックありますかって訊きたくなりますが、なんだかそれがブサカワで愛らしくも見える。公開は1967年。東宝の創立35周年記念作品として制作された本作は、1933年の『キング・コング』もしっかりオマージュされ、なおかつ機械仕掛けのコングと新旧を織り交ぜたような作りになっています。CG全盛の今なら古めかしくも見えますけど、特撮ならではの味わいはまさに昭和。思わず過去にタイムスリップするようです。改めてみると女性陣の色気も注目ポイントでしょうか。ボンド・ガールの浜美枝。そして、スタイル顔良しのリンダ・ミラー。当時はモデル活動中で演技の経験はなかったらしいですが、存在感はいろんな意味で十分です。

 

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映画 ひみつのアッコちゃん

          

 

誕生50周年記念の2012年に公開された本作を見るのは二度目。さきほど確認したところ6年前にレビューも書いていました。初見ではアニメとのギャップに戸惑いも見せていましたが、二度目となると多少割り切れるのか、割と楽しめたというのが素直な感想。コスプレ&百面相の綾瀬はるかが堪能できます。CGも適度で効果的。アニメを欠かさず見ていた人にも映画のために作られたストーリーは新鮮に映るかもしれません。しっぽなの色は相変わらず気になりましたけどね。相応しい役者の猫がいなかったのかとつい思ったりも。やや大げさとも思える綾瀬のハチャメチャぶりに目を奪われそうな映画ですが、その綾瀬演じる加賀美あつ子の五年生を演じる吉田里琴もなかなかの存在感を出しています。それと思わず唸ってしまいそうな俳優陣も見どころの一つでしょう。口角を上げながらリラックスして見られる。まさにお盆休みにはピッタリの映画ですね。

 

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エイリアン3

          

 

お盆休みお気に入りシリーズ第三弾は1992年の本作。このシリーズもほぼコンプリートしております。前作の2は「ターミネーター」同様映画界で1を上回るとされる名作ですが、さすがに3まで行くとシュワちゃんもシガちゃん(志賀勝ではない)も発足同時の支持率とはいきません。ただしダメと言う領域ではなく、ゴールデンタイムがお昼過ぎの放送に変わった程度。面白いのは女性が一人しか出ていない点でしょうか。その彼女も頭を坊主にするなど女優魂を発揮してくれ、作風も見えすぎちゃって困るわの前作から一匹だけと一作目に原点回帰した感じ。とは言え寄生したものが動物であったり、獲物を捕食するシーンなどは過去には無かったため、新鮮味こそ感じるものの、全体を通すと恐怖の弱さは隠しきれません。衝撃のラストでポイントを辛うじて上げたというところでしょうか。燃焼具合は良さそうですが、見ている側は不完全燃焼ですかね。

 

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007 / 私を愛したスパイ

          

 

ボンドシリーズ10作目となる記念映画は、今見てもスパイアクションに恥じない作りとなっていて、十数年ぶりに再見しましたが、洋画の凄さを改めて感じましたね。ただ、久しぶりだったので覚えているのはボンドカーのエスプリくらい。水中も走れる車は当時だと相当なインパクトがあったんじゃないかと思われます。後にオークションに掛けられた水中潜行モデルは8,000万超えで落札されたとか。現在だったらCGなんでしょうけどね。映像自体は年代からして多少の粗さは感じられるものの、不満の領域ではありません。それどころか本物なのかセットなのかというスケールに驚かされます。ちなみにこのシリーズも前作同様お気に入りで9割がた揃っています。主演は三代目ボンドのロジャー・ムーア。本作公開は1977年ですが、2017年に89歳で彼は亡くなっております。ダンディなボンドって感じで好きでしたね。古き007を堪能しましたよ。

 

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