初めて見たのは映画館でした。メカニコングがコングを追いかけようと出てくるシーンは特に印象的で未だ脳裏に焼き付いています。表情がないからか無性に怖かったんですよね。反対にコングは不細工で背中にチャックありますかって訊きたくなりますが、なんだかそれがブサカワで愛らしくも見える。公開は1967年。東宝の創立35周年記念作品として制作された本作は、1933年の『キング・コング』もしっかりオマージュされ、なおかつ機械仕掛けのコングと新旧を織り交ぜたような作りになっています。CG全盛の今なら古めかしくも見えますけど、特撮ならではの味わいはまさに昭和。思わず過去にタイムスリップするようです。改めてみると女性陣の色気も注目ポイントでしょうか。ボンド・ガールの浜美枝。そして、スタイル顔良しのリンダ・ミラー。当時はモデル活動中で演技の経験はなかったらしいですが、存在感はいろんな意味で十分です。
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