★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ST赤と白の捜査ファイル

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年末の歌合戦が思わず頭に過ったりしたものの、そもそもSTとは何ぞやってなりますね。昔の車好きならばやはりGTでしょう。と言いたいところですが、これもなぜ家にあるのかシリーズの一本で、本日とある映画を探していて本作を発見。それで見てみようかとなった次第です。元々はシリーズ小説のTVドラマらしいですが、最近はとんとドラマらしいドラマは見てないので、全くもって存じ上げていない有様。お蔭で真っ新な気分で見られましたけどね。本格派と言うよりコメディの香りが何処となく漂ってたせいか、入り込みは今一つな感じ。一つの要因に藤原竜也の少々癖のある喋り方もあるのかなと、こちらも映画内容を一応分析してみます。ドラマのSP版的な映画な為か鼓動が早くなるような緊迫感よりも、寧ろエンターテイメントな味わいを持った作品でしょうかね。個性あふれる面々が良いアクセントにもなっていて結構楽しめました。

 

●ちょっとひとこと●
ちょっと前にブログでも紹介したスマホを落としただけなのにを読み終えました。小説も映画同様まずまずの面白さではありましたが、その前に読んだ木下半太の人形家族は面白さでは少々物足りない。あくまで個人的な意見ですけどね。ただし、こういう話こそ、映像化したら面白い映画になるんじゃないかって、読み終えた後に感じましたよ。

3月のライオン (前編)

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御親戚の方からと言葉が聞こえそうなオープニングは、予想に反するかに衝撃的で、どことなくサスペンスの匂いすら漂って来ますね。どんな事件がこれから起こるのか。そんな期待に桂馬の鼻の穴も膨らんで、掴みとしては悪くない感じです。17年公開となった本作は、将棋を題材とした作品と言うこともあって、レンタルに登場する前から見たいと思っておりました。原作は何でも漫画だそうですが、少々ネックとなったのはその時間の長さ。大抵の映画は大凡2時間程度ですからね。対して本作は前編だけでも138分とちょっとした長編映画ようです。なぜ2つに分けるのか。一つじゃダメなんですかと、いつぞやの国会を想い出したりもするわけですけど、考えてみたら前・後編での紹介は当ブログ初でしょうか。本作は棋士による内面に秘めた男の戦い等を描いていて、見方によっては地味で抑揚も控え目。ただ、不思議な事に時間の経過が妙に早かった。

 

●ちょっとひとこと●
閉店セールで映画の他にCDも購入しました。300円の時に買ったのは、ビートルズのプリーズ・プリーズ・ミー。そして100円になってからは、映画のサントラを二枚ほどゲット。それはミッション:インポッシブル2とタイタニックです。どちらも情景が浮かぶってほどではありませんけど、車のSDに録音して通勤にでも聞こうと思います。

感染列島

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こんな事態は有り得ない。それも映画ならではと、どこか冷ややかな視線で見ていたのは数年前。連日賑わせるニュースを目にふと頭に過ったのが09年に公開された本作で、本日久しぶりに見直してみようと引っ張り出しました。するとどうでしょう。非現実的だった映像ですら妙に生々しく、まるでリアルタイムの中継でも見ているかの錯覚すら覚えて、背中がゾクゾクとなって来ます。もちろん数字だけで見れば本作の方が桁も違いますけど、現在問題となってるウィルスは列島どころか今や全世界へ広がる勢いですから規模では圧倒してると言えます。不謹慎に聞こえるでしょうが、もしや未来を予言していたのかとその内容につい思ってしまうのは私だけではないはず。恐らく、これが公開直前だったら延期もしくは中止になる可能性も十分考えられる作品でしょう。感情移入も前回とは大幅に違って、目頭が熱くなるシーンが多かった気がしますね。

 

●ちょっとひとこと●
この間読み終えたのが東野圭吾パラレルワールド・ラブストーリー。なんでも映画化されたらしく今年の五月に公開になるようですね。映画は例によってだいぶ先に見ることになるかとは思いますが、原作の場合、場面がコロコロと変化するので、正直言って話に乗りにくい感じでちょっと戸惑います。映画の方がきっと判りやすいでしょうね。

ファンタスティポ

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これは何だ?家で見つけた時にその不可解とも言えるタイトルにまず驚きました。なぜあるのか?そんな疑問はさておいてせっかくだから見てみるかと、ディスクを挿入すれば、タイトルにも負けず劣らずの話が展開される。05年に東京グローブ座、渋谷シネクイントで公開されたらしい本作は、現在amazonでもDVDは売られていて、中古になると1円からとお求めやすくなっております。そんなプライスでも40年も経てば価格が上昇するのではないかと思わせるカルト的なテイストも若干ながら漂ってはいるものの、話も不明ならジャンルも不明、調べてみるとコメディだそうですが、おばぁちゃんが現代のアップテンポの曲を聴いて、これは歌かい?と娘や孫に聞く心境で、まったくもって笑いのツボが判りません。しかしながら、良いところもあります。それは思考を停止させることが出来る点。宛ら無の境地に達するようで、リフレッシュ出来ました。

 

●ちょっとひとこと●
記事に★を頂ける。ブログを書く者にとっては励みにもなるので有り難い事です。麻雀のカンを超える量や投稿直後と言ったレスポンスの速さに驚かされる場合もありますが、何気に古~い記事に付けられる★も嬉しいもんで、そんな前のを読んでくれたんだなと、ちょっと違った喜びを感じたりしますね。この場をお借りてお礼申し上げます。

空母いぶき

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前情報も無く、てっきり空母とあるので、第二次大戦物かと思ってたら元になったのは漫画だそうで、いわゆる架空の艦と言うことらしいです。衛星電話や戦闘機等々を見ればすぐに現代と判りますが、内容を考えると近未来を描いているとも取れなくはないでしょうね。もちろんそこには、もし(If)と言う前置きが付くでしょうが。本作も先のゴジラ同様、去年の5月に公開されたとあって、映像のクオリティはかなりの物。特に戦闘シーン等は迫力満点です。おまけに空戦と海戦、さらには潜水艦による海中もあって対戦の福袋状態。それがけっこう臨場感も十二分で見ているこちらの緊張も知らずと高ぶって来ます。しかし、手に汗を握りかけたところで切り替わる映像がテンションを急降下させてしまいなんとも残念です。被弾した艦船ならまだしも作品に水を掛けてはいけません。見終わった後でさえしばらく興奮が収まらない位の作品にして欲しかった。

 

●ちょっとひとこと●
スマホでも写真は綺麗ですが、私の場合はデジカメです。今年のお正月にも数枚撮りまして、いつものようにネットから某カメラ屋さんにプリント注文しようかとプログラムを起動。すると更新が掛かり毎度の事と従うと、その後は起動も出来ない状態になり仕方なくSD持参でお店に。どうやらPCの環境が最新に対応出来なくなったようです。

検察側の罪人

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原作となったのは雫井脩介の小説。実は家の中で見掛けて近いうちに読もうかと思ってたところ、レンタルで本作を発見したため先に見ることにしました。タイトルからして難しそうな内容じゃないかと覚悟して視聴に入りましたが、大よその予想通り、頭の中をフレッシュにして集中しないと電車に乗り遅れそうな感じです。そもそも検察の中が想像も出来ないですからね。関係者なら大いに理解して楽しめる作品なんでしょうが、一般人には少々難易度が高い。それでも見てると司法ミステリーと評価される話が徐々に理解出来て来る。主演は木村拓哉と正月番組で競歩の選手とバトルしてた二宮和也。久々に見た気のするキムタクは知らない間に渋みが増した感があって存在感もなかなか。切れ者と言った雰囲気が良く伝わって来ます。画面から終始漂い続ける緊張感も絶妙で、最後まで集中して見続けられます。比較しながら原作を読むのが楽しみです。

 

●ちょっとひとこと●
晦日紅白歌合戦を見るのがこのところの恒例。そして、ゆく年くる年をちょっと見て寝る。もう完全にルーティン化してますね。そうそう、甘酒も忘れてはいけません。これもこの日の定番メニューの一つで、けっこう好きなんですよ。今年の紅白で何が個人的に良かったかと聞かれれば、やっぱりKISSですね。一番集中して見てました。

俺は、君のためにこそ死ににいく

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年開け早々に相応しい映画とは言えないでしょうが、平々凡々と過ごす自分を少しばかり引き締めても良いだろうと07年公開の本作を選びました。石原慎太郎が脚本から製作総指揮まで手掛けた太平洋戦争末期が舞台で、百田尚樹の永遠の0と重なる部分も多々ありました。それは特攻を描いている以上当然のこととも言えるでしょう。さらには暮れに見た日本のいちばん長い日も頭の中に浮かんできました。戦争を美化していると映画も見ずに批評した方もおられるようですが、上記の作品同様、賛美している等と申す方が疑問にすら思えます。2時間越えの本作は戦闘シーンよりも特攻隊員の生き様に的を絞っていて、彼らの心情や彼らを取り巻く家族等々の思いが見る側に強いメッセージとなって訴えかけて来ます。尚、役所広司の息子である橋本一郎のデビュー作品でもあるようですが、時間の経過と共にじわじわと染み入って、心で味わうかの映画でした。

 

●ちょっとひとこと●
新年、あけましておめでとうございます。災害、増税等々、いろいろあった令和元年ですが、そういった類の話は映画の中だけであって欲しいとただただ願うばかりです。先々のことを考えると決して楽観的でも居られませんが、今年も見た映画の感想を、気ままに綴って行けたらと思っておりますので、皆様ひとつお手柔らかにお願いします。