この手のパニック映画で思い浮かぶのは「アルマゲドン」と「ディープインパクト」の二本でしょうが、それと同等、あるいはそれ以上の出来だと評価したいのが、2021年に日本で公開された本作。主演はエンド・オブで馴染みのあるジェラルド・バトラー。彗星の破片が地球に次々と衝突することが判明し、地下シェルターがあるとされるグリーンランドへと向かうのですが、これが簡単にはいかない。様々な障害が用意されていて、とにかく気が休まる間がほとんどありません。まさにパニック一色。新しいだけあって映像も生々しく、恐怖を感じさせます。こんな状況下で行動できるのかと思ったりもしますが、実際のところ明言は出来ません。人間のやさしさと醜さも良く描かれていて、それが心を揺さぶります。上映時間は約二時間。それでも緊張しているせいかそれほどの長さは感じません。もう一度、じっくり見返したくなる映画かもしれません。
🦍本日のマイページ🦍