★気ままに自宅で映画観賞★

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結婚しようよ

          

 

2008年に公開された本作は一言で言うならばフォークソングだ。それも四畳半とかの哀愁とはやや異なり爽やかな青春を思わせる。時代や人生に流されるのではなく逆らい奮闘する。そんな生きざまを描いたホームドラマでもある。楽曲のほとんどが吉田拓郎ということもあり、往年のファンはもとより、あまり知らない若い世代でもどこか響くものを感じるのではないだろうか。メロディありきの現代の歌との違いも同時に感じて欲しい。家族のために我武者羅に働いて来た父親の主人公を三宅裕司。考え方などには賛否両論はあるだろうが、そこがまた本作を面白いものに変える要素にもなっている気がする。本人や周囲の人々の葛藤ぶりも仄々と、そして時には共感し涙を誘う。俳優陣も見どころで次第にいつ誰が出るのかと物語とは別も期待感もわく。撮影技術や予算も要らない。それでも良い映画は作れるという見本のようでもある。笑って泣いて欲しい。

 

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