★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

ディア・ドクター

          f:id:chibigori:20200717163649j:plain

 

心が温まる。これはタイトルとジャケットを見た際の私の直観。もちろん当たる時もあれば外れることもある。行きつくところはあてにならないってことですけど。いきなり事件の様相から始まる2009年公開の本作は、山間部の小さな村の唯一の医者を描いたもので、笑福亭鶴瓶が村人に乾杯とばかりにあくせく働きづめていた。そこにE30のカブリオレで突然やってくる研修医。山々や田畑の緑の中に赤い色がよく映えていて絵になりますね。診察や治療、さらには良き話し相手と、思わず胸がホンワカするストーリーに終始するのだろうと思っていれば、これが直感を半分裏切ったかのように刑事が登場する。刑事には地上波でいろいろ美味そうに喰いまくっている松重豊。今回はそんな食事シーンは封印し、物静かな刑事を演じている。けっこう刑事役は似合ってると思いますが、やはり彼の場合はマル暴がハマるのではないかと思ってしまう。物語的には悪くは無いんでしょうが、腑に落ちない気分が余韻として残るんですよね。

 

●ちょっとひとこと●
本日のメインのお仕事は、洗面所の窓。もちろん自宅の話ですが、ここを綺麗にしようと作業に入りました。まずは網戸を外し外で網や枠を洗います。それからガラスを拭いて窓枠の木の部分も水拭き。これくらいでもだいぶ綺麗に見えるのですが、木枠の部分の色が寂しくなってしまっているので、そこを買ってきた塗料でヌリヌリ。それからついでに縁台とかも塗っちゃった。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 家の中が塗料臭くてすみません。

新感染 ファイナル・エクスプレス

          f:id:chibigori:20200712002142j:plain

 

タイトルを打ち込むと日本の列車になってしまう本作。もっともエクスプレスってことなので、無関係でもないですかね。日本で2017年に公開され、以前から何度も借りようか迷っていたんですが、どうも韓国作品には手が伸ばし辛いのか、だいぶ遅くなってしまいました。題名からしててっきりウィルス系だろうと見始めれば、これがカンコク・ウォー・Zって感じで、思わずそっちかい。と一気に気持ちも方向転換を余儀なくされます。ただ、二番煎じかと舐めちゃいけませんね。定番の路線と言いつつも、期待以上に楽しめましたから。まずはそのドラマ性でしょう。随所に見せ場もあって飽きさせないところが良いです。分かっちゃいるけどスリリングですし、スケール感もなかなかです。それに加えて登場人物の役どころがしっかりしてる点も評価したい部分ですかね。あまり韓国の役者は詳しくないというのも、変な先入観がなくて良かったのかもしれない。カメラは止めても良いから、どうせならこの位の迫力で邦画にも頑張って欲しいですね。

 

●ちょっとひとこと●
いつだったか、また我が家の花壇に妖怪ホジホジが出没したようで、それらしい跡が残されていました。ただ、今回はちょっと厄介で植えてあった球根がむき出しになるという事態に。掘られたら埋めるの繰り返しじゃ困ると、今回は鳥よけなどに使うトゲがたくさんついてるやつをホームセンターで購入し試してみることにしたんですが、100均で売ってるのを見た時は複雑でした。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain ホジホジさん。花壇は掘らないようお願いいたします。

パピヨン

          f:id:chibigori:20200710160406j:plain

 

マックイーン&ホフマンの名作がリメイクされたとあっちゃ、例え字幕スーパーでも一度は見ておきたいと思うのが心情でしょう。レンタル店で最初に見つけた時は、ちょっとした驚きがありましたけどね。え?こんなのが出てるのかと。日本では2019年に公開されたようですが、有名な映画ですから担当の声優さんに一発やってもらいたかった。マックイーンにあたる役を演じるのはチャーリー・ハナム。どことなく雰囲気が似てますね。そしてホフマンは、見事にあのフレディ・マーキュリーと化したラミ・マレック。どちらも悪いとは言いませんが、どうしても73年の二人と比較してしまうので物足りなさも感じてしまいますね。映像は新しい分当然綺麗で、オリジナルのオープニングに見られる行列での移動に至る以前の話が盛り込まれてるのが面白いところ。それとある程度はオリジナルの路線で進行していくので比較しながら楽しめるというのもあるでしょうね。欲を言えば最後にジェリー・ゴールドスミスのあの名曲で締めて欲しかった。

 

●ちょっとひとこと●
ちょっと蒸し暑くなってきましたので、本日は床屋へ出掛けてきました。さすがにやられる側はマスクは出来ませんが、床屋さんの方は当然マスクで、奥さんの方は口元にシールドも装備していましたよ。なかなか見られない光景です。それと前回は対策として顔剃りは出来ないと言われ髭を伸ばしたまま帰ったんですが、今回は出来ますからと、床屋へ行った気分を味わえました。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain ご訪問くださりありがとうございます。

風立ちぬ

          f:id:chibigori:20200710000639j:plain

 

初めて見たのはいつだったかな~。と、二度目であることを疑ってしまうかの心に心地良く響く音楽と共に映し出される日本ならではの風景。ちょっとした時間なのに妙に癒される気がしますね。そういや蚊帳に最後に入ったのはどのくらい前なんだろうと、遠い記憶を呼び起こしたりもしました。前回、この2013年公開のジブリ作品を見た時は、マニアックな内容を伴っていたため判りにくい印象を刻みこんだだけでしたが、今回はだいぶ本題に入れたような気がしますね。ただひたすら飛行機を追い求める男と、その裏にある恋物語。この辺りがいい感じで絡み合っていて時にジーンと胸を締め付けます。実在の航空技術者がモデルですが、どうも気になるのは、やはりその声でしょうか。とは言え、よくよく考えれば滑らか過ぎるよりは、如何にも技術者って雰囲気なのかもしれませんけどね。それと斬新に感じたのは大地震の描写。これは一度見ているにも拘らず、オッと目を見開くほどです。ユーミンの歌声が心に染み入りました。

 

●ちょっとひとこと●
今回読んだのは、東野圭吾ガリレオシリーズの第一作目にあたる探偵ガリレオ。五つの短編からなる話ですので、サラッと読めて良いんですけどね。ちょっとガリレオの長編を読んでたりすると、早々に話が終わってしまうので物足りなさも感じてしまいます。もちろん一流の人が書いてるんですから内容に不満はありませんが・・・。シリーズを読んだのはこれで5作目になります。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 床屋に行かなくても、いつもサッパリで助かります。

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~

          f:id:chibigori:20200705074245j:plain

 

一度食べた料理は忘れないどころか、その味を忠実に再現することが出来る。それが副題にある麒麟の舌の所以。北斗神拳ケンシロウやバトルした相手の走りを吸収してしまうイニDの藤原拓海を思い起こしたりもしますが、いずれにせよ羨ましい限りです。せめて前の日に会った人の名を私などは覚えていたい。絶対味覚を持つ料理人を演じるのはニノこと二宮和也。くれぐれもニーノと伸ばさないでくださいね。『太陽がいっぱい』の人って聞かれてしまいますから。『億男』が金なら2017年の本作は料理。その為、口にした事がない美味そうな料理が次々と現れお腹の虫も鳴き始めるほど。この辺りは『シェフ』にも通じるところがありますかね。とにかく食べる際の音が絶妙です。それと改めて思うのは、ふてぶてしい役どころは二宮に合ってるってこと。実際、見入ってしまったのは西島秀俊の方でしたが、料理と言うテーマをしっかりと維持しつつ、それに絡み合う人々を上手く描いていて、目も心も楽しめる一品でしたね。

 

●ちょっとひとこと●
昨日、残り半分を一気にという、私には驚異的なスピードで読んだ本が、東野圭吾ガリレオシリーズである禁断の魔術。一番の要因は読みやすいってことですかね。本の厚みも当然ありますが、6日ほどで読み終えるのは初めてかもしれない。え?6日も掛かったのと言わないでくださいね。これでも久しぶりに没頭したって感じで読んでたんですから。ちなみに次も東野ですよ。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 大雨で被災された方々に謹んでお悔やみ申し上げます。

インソムニア

          f:id:chibigori:20200704152642j:plain

 

すっかり渋みを増したゴッド・ファーザーが殺人課のベテラン刑事と、180度職業替えをしたのが2002年公開の本作。若々しく野望に漲っていた頃から見ると、だいぶ人生にやつれたかの風貌に衣替えしてしまいましたが、それが逆に只ならぬ雰囲気を醸し出していて、表情や仕草に思わず吸い寄せられるほどです。1997年の同名作品のリメイクということで、オリジナルは見てないんですけどね。長閑な街で繰り広げられる二時間弱には絶えず得体のしれない緊張感が漂っていて、ちょっと『羊たちの沈黙』を髣髴させてくれる。派手なアクションこそないものの、人間の本質で勝負するといった作りになっています。ちなみにタイトルの訳は不眠症と言うことで、十分そう成り得る状況が展開と共にこちら側に伝わって来ます。白夜にしてもそうでしょうね。夜も明るくちゃ寝られませんがね。アイマスクでもするんでしょうか。等と違った心配がフッと頭に浮かんだりもしました。最後までダレルことなく見続けられる。見応えのある映画でした。

 

●ちょっとひとこと●
ジャッカルの日』と言う映画があって、確か初めて劇場で見た洋画がこれだったような気がします。同時上映が『ダーティハリー2』だったような・・・。何分古い話なので曖昧ですが、いつだったかDVDの字幕しかなかったジャッカルの日が、吹き替え付きのBDとなって発売されたことを知り、買おうか買うまいかずっと迷っているんですよ。うん万円もしないんですが、中々ね~っ。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain たくさんの★と読者登録に感謝いたします。

億男

          f:id:chibigori:20200703171828j:plain

 

黄金色に包まれたジャケットが異様に目に鮮やかに映りますね。これだけでは何のジャンルかも不明ですが、その中に控え目に記された文字が不思議と煌々とした光を放っているかのよう。そもそもミリオンって如何ほどなんでしょうか。と、平民のお私などはすぐにピンと来なくて弱ってしまう。それはともかくそんなタイトルですから、2018年公開の本作は、とにかく全編金一色と言っても良い。崩壊したかつての時代真っ只中と言ったオープニングの場面はまさにその象徴で、ついおいくら万円ですかと聞きたくなるほどです。ただ豪勢で華やかなひと時も必ず終わりが来るとばかりにシーンは一転。この辺りもなかなか面白く掴み具合がいい感じ。うだつの上がらない主人公を演じるのは佐藤健。これが煮えるようで煮えなくて時にイラッとすらしますが、演技自体は結構ハマってますかね。あまりに高額な金は人生を狂わすとも言いますから、私などは宝くじでも買ってつかの間の夢を見てるくらいがちょうど良いのかもしれません。

 

●ちょっとひとこと●
枕パッドがだいぶ汚れたので、本日ファッションセンターしまむらに買い物に行って来ました。お目当ては枕パッド一点のみ。予め枕のサイズを計って行った為、今回は割と悩むことなくゲットすることが出来ましたよ。購入したのはひんやり枕パッドで、早速帰宅するなり枕に装着してみる。前回止めるゴムを加工する手間が生じたためですが、今回はいい感じで付けられました。

 

f:id:chibigori:20200606080121j:plain 冷え具合はどんなものかと早速昼寝で試させていただきました。