★気ままに自宅で映画観賞★

  あれこれ好き勝手に映画感想。カクヨムでもあれこれ執筆活動中。

シコふんじゃった。

          f:id:chibigori:20200506141221j:plain

 

幾度かジャケットやタイトルは目にしていたものの、直感的に面白味が伝わって来なかったために、いつしかその存在すらも忘れ去られていたのですが、ふとAZM58さんの記事をきっかけに手を伸ばしてみたのが、本木雅弘主演のスポーツ・コメディ。公開は92年と今から30年弱前とあって、さすがに画像の粗さが気になり、VHSを借りて来てしまったかとつい思ったりも。当時を懐かしめると言えば体裁は良いですけどね。まず驚いたのが相撲部顧問である柄本明の若さ。最近は御年配役が馴染んで来てるので、若いな~と見入ってしまいます。大切なポジションでありながらも地味でもある。こういう立ち位置は柄本にはフィットしてて良い。コメディだから笑いもあるし、脚本的には悪くは無いんでしょうが、少々出来過ぎ感が強いかな~と。さすがだなと思ったのは恥ずかしそうな素人から徐々に変貌する本木。笑いで魅せるのは竹中と、その他のキャラもそれなりに存在感があって良かったですが、欲を言えばもう一声でしょうか。

 

●ちょっとひとこと●
夜から雨なんて予報が出ていたので、今日やろうと予定してたことは中止か。なんて思ったらとりあえず曇ってるだけなので朝っぱらから作業に入りました。本日は二階のベランダを窓ガラスの清掃、及び洗浄。まずは溜まったゴミを掃いて、二階へと引き上げたホースで水を撒きデッキブラシでこすります。その後、ガラスを洗います。この辺でも車用のシャンプーが活躍しました。

パラレルワールド・ラブストーリー

          f:id:chibigori:20200501231257j:plain

 

東野圭吾による原作を読んだのは確か二月頃だったと記憶しております。目まぐるしいシーン展開にすっかり翻弄され続けてしまったためか、面白味や凄味を味わうこと無く読了と、とにかく印象薄でしかない本作を映像で見たらどうなのか。正直期待半分ってところですが、借りて来ましたですよ。公開は去年の2019年でまだまだディスクも温かい準新作。主演はキスマイの玉森裕太。と言ってもあまりキスマイを存じておりませんで、名前の響きだとつい人間の証明が頭に浮かんできたりも。ただし、演技自体は悪くない感じですね。そして、どんぎつねが可愛らしかった吉岡里帆。本作ではキツネの耳が無い為かCM比で三割ダウンと言う所でしょうか。それはさておき、場面展開は映像になっても同様でしたが、多少視覚や聴覚で補える分、文字よりはわかりやすく★3つですっ!!と満点がいくつなのかは秘密でも、ミステリアスな雰囲気はよく画面から伝わってきてるし、まとまりもまずまず。映画の方が良かったと思う一つの例ですね。

 

●ちょっとひとこと●
本日から大型連休です。最終日となる昨日のお仕事は、屋根に上っての枝の剪定作業でした。数年前にも同じようなことをしたことがあるんですけどね。屋根からギコギコ。その後は木に移ってギコギコ。とにかく落ちないよう気を付けます。枝数は恐らく200本オーバーでしょうか。自粛で家に居るのもなんですけど、屋根の上に5時間もさすがに飽きて来ますし、日にも焼けました。

3月のライオン(後編)

          f:id:chibigori:20200419104033j:plain

 

2度の貸出し中を経て、ようやく視聴に相成った本作。その為ちょっと間が空きましたね。前編138分。そして後編が139分とあのタイタニックを余裕で凌ぐ超大作とも言える上映時間が、果たして必要だったのか、やはり一番の関心はそこに尽きるでしょうか。さすがにそれだけの時間を得たことで、事細かい描写も可能となるわけですが、率直に申し上げればスペシャルドラマを2つ見たという印象で、満足度は王どころか銀レベル。これなら3時間で一本にまとめても良かった。とつい思ってしまう。ついでに語り草になるような棋譜があれば良かったのですが、本作は棋譜よりも役者の表情で対局を見せる手法になってるので、息詰まる熱戦を希望する方は、日曜10時半からのNHK杯将棋トーナメントをご覧になった方が寧ろ楽しめるはず。そもそも対局中に対戦棋士の顔を伺ったりするのは、商店街の縁台での話ですよ。とは言え、苦悩する姿や人間模様は十二分に見せてくれます。倉科カナの可愛らしさは金レベルでしたね。

 

●ちょっとひとこと●
毎晩は飲まないのですが、週末になるとちょびっとばかり飲んでおります。冬場になると主に日本酒で、熱燗と言いたいところですが、専ら飲むのは冷。最近ではビンの後片付けが面倒なのでパックのものを買ってます。飲み終わると畳んでポイ。楽なんですけどね。パックなんで美味い!って唸るようなものがあまりなくて・・・。、たまには4合瓶あたりで美味いのを飲みたいな。

シュアリー・サムデイ

          f:id:chibigori:20200418175708j:plain

 

オープニングの松竹のロゴが現れる際に突如聞こえる、ヨッ!松竹!と言う掛け声が耳に新鮮に響く。何やら面白い映画を見せてくれそうな予感が漂って来ます。今から十年前の2010年の作品は家にあったシリーズの最終章。ちなみにこちら小栗旬の初監督作品だそうで、気付かなかったんですが本人もカメオ出演しているらしい。ジャケットからある程度想像できるように、ジャンルそのものは青春ドタバタ劇で、おバカ男子集団揃い踏みの様相はとにかく騒がしい。確かにそれはどこにでも在りそうな青春あるあるの一コマかもしれませんけどね。二時間越えと少々時間も長くなるので、終盤にはシツコサも伴って集中力もダレてきます。ただ、手の込んだストーリーは悪くないと思います。出来る事ならサスペンス風に描いてくれれば、印象深い一本になったのではないかと個人的には思うのですが。おバカ男子5人はそれぞれの顔は判るものの、歳のせいか名前はパッと出ず。笑いも感動もスリリングさもイマイチでしたでしょうか。

 

●ちょっとひとこと●
この間、読み終えたのが宮部みゆきの希望荘。タイトルに寺尾聡の喜望荘が頭に浮かんでしまったりするのですが、話も違えば文字も違うと全く繋がりはありません。私立探偵の杉村三郎が4つの難事件に挑むと言った話で、有名どころの著書なんでしょうが、これが私の読解力のせいなのか進みが悪くてちょいと時間を要しましたね。映画とかにしたら面白そうなんですが。

フライ,ダディ,フライ

          f:id:chibigori:20200412020311j:plain

 

再び岡田准一です。2005年公開の本作も家にこんなのがあったのかシリーズの一本。ジャケットを見る限りでは面白そうな雰囲気を感じなかったんですけどね。結果としては予想を見事にひっくり返される形になった。いろいろ見るべきだと痛感させられるのはこういうケースがあるからで、今回の岡田は奮闘する側ではなく手助けに回る。カッコよく言えばトレーナーですが、演技云々以前に若々しく見えることに意識が奪われます。演じるのは無駄口の少ない在日朝鮮人。若いのにどこか陰を纏っていて、一見地味ながら堤とのコンビで存在感を発揮します。その堤真一演じる中年サラリーマンが主人公で、如何にもと言った典型的なおっさんを絶妙に見せてくれ、その奮闘ぶりたるや、つい笑ってしまうほどのさすがの演技であります。これは中年族へのまさに応援歌でしょうね。金城一記による小説が原作らしいですが、公開翌年の2006年では韓国でも映画化されたようなので、機会でもあったらそちらも是非見てみたいです。

 

●ちょっとひとこと●
昨日は去年に引き続きまして、我が家の猫の額ほどの庭の芝生に目土を入れました。いつもと同じホムセンで購入したんですけど、今年は去年のものと商品が変わっていて一瞬どこにあるのか分からないほどでした。4袋もあれば間に合うので、今回は肥料入りのタイプにしました。ササッと撒いて、木端のようなもので地面を平らにならして終了。短時間ですが楽しめました。

天地明察

          f:id:chibigori:20200405112413j:plain

 

6,5L V12が疾走する街並みから一転。時代は一晩で一気に江戸へと遡る。これもまた映画の醍醐味の一つと言えるでしょう。ケンシロウの奥儀を髣髴させる題名を持つ本作は、天文暦学者である渋川春海の生涯を描いていて、原作は冲方丁による時代小説とのこと。拝読はしておりませんが、スパッと切れ味の良さそうな響きを感じますね。2012年に公開され、141分の上映時間とやや長い話にも拘らず、その時間も知らぬ間に過ぎてしまう出来栄えは立派。主演は海賊と呼ばれた男で特殊メイクを施しての渋い演技を披露した岡田准一。今回は正しい暦を作るべく奮闘する渋川を熱演しています。ただし、劇中では安井算哲と名乗り、後にその嫁となる、りんを演じるのが宮崎あおい。和服が似合ってて立ち姿からでも品のようなものが漂って来ますね。和算の大家~。と耳にして後のフレーズが間髪入れずに出て来る方は、とあるカルタを熟知しているとお見受けしますが、その数学者も登場。奥深く見応えのある作品でした。

 

●ちょっとひとこと●
少々肌寒いとエアコンを付けながらブログでもアップしようかと思ってたら、突如の強制終了。理由は後に容量を超える家電を付けたからで、今回は珍しくメインのブレーカーが落ちるという惨事。その後、ネットに繋がらないハプニングが発生し、これが一向に回復しない。こんな時は北斗の奥儀とコンセント抜きを連発して、無事に回復したものの、今回はかなり手こずりました。

ヘルタースケルター

          f:id:chibigori:20200404002953j:plain

 

タイトルから連想するのはビートルズの楽曲。その後、日本のロックバンドであるVOW WOWもカバー。混乱してる等の意味があるそうですが、映画の方の原作は漫画だそうで、つまりはその実写版と言うことになります。2012年にR15+指定で公開された本作の主演はジャケットから一目瞭然の沢尻エリカで、予想に反して身体を張った演技を見せてくれます。のっけからプリンと出されて思わず目を凝らしたりなんかして。フィルムの8割は沢尻が占領してる感もあるのでファンの方はBDで所有したい一本ではあるでしょうが、ストーリーの方は後半に進むにつれ難解度が増して、映画と言うよりも芸術性を強く感じるようになります。この辺りも凡人には意味が掴み辛く頭の中を混乱させる。見所はやはり沢尻エリカの悪態振りで、ふと、演技なのか疑問に思うほどハマってて良いです。TVならピーッ♪っと鳴るような単語もシレッと言い放って思わずドッキリ。ただ、終わりそうで終わらない。そんな時間が長過ぎたようにも感じました。

 

●ちょっとひとこと●
この間、ポチって通勤に聞いてたのは、風の5枚目のアルバムである「Moony Night」以前はレコードでも聞いてたのですが、当時はまだその良さに気付かなかったんだろうなと、久々に聞いて思いましたね。ラストアルバムってことで贔屓目に見ても、その完成度は風のアルバム中ナンバーワンと言っても良い。特に正やんと完全に肩を並べた大久保一久の曲が素晴らしいです。